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2012′ 05/27 全日本選手権 第4戦 オートポリス2&4 総括

月曜日, 6月 4th, 2012

2012′ 5/13 全日本選手権 第4戦 オートポリス2&4



伊藤勇樹・ST600クラス
伊藤勇樹は8位&10位入賞でランキング9位に浮上!

全日本選手権の第4戦がフォーミュラ日本とのとの併催となる2&4大会として、大分県・オートポリス サーキットで開催されました。当チームからは伊藤勇樹選手が参戦。そのレース結果をご報告致します。

イベント名 全日本選手権 第4戦
日時・場所 2012年5月27日・オートポリスサーキット
観   客 11650人

レース
ST600  #19  伊藤 勇樹  予選Q1 19位  決勝ヒート1 8位
                予選Q2 20位  決勝ヒート2 10位

ST600・伊藤勇樹


ST600のみの開催となったオートポリス大会。
伊藤勇樹は出発の直前の水曜日にサスセットの最終確認を行う為に茂木に向かった。
茂木、筑波で問題を抱えていたリヤサスペンションの仕様変更をした確認テストだったが、中古タイヤながらセクター1で今期ベストを更新。ウエットパッチの残るコースで57秒台を記録して好感触を得ることが出来、上々の感触を得てそのままオートポリスに向かった。


金曜日


金曜日の朝は雨・・・。コースに向かう途中のミルクロードは雨雲が降りていて真っ白で、「今日は走れないかなー」と思いながらコースに向かうが、雨は降り続いていたが霧は出ておらず何とか走行が出来そうな状況。
伊藤は昨年から雨の走行がなく約1年ぶりの雨にちょっと緊張気味。更にオートポリスはコースが全面改修されており、路面の凸凹はなくなり走り易くなったそうだが、雨になるとかえって難しい路面になってしまったようで皆慎重な走りを見せていた。

伊藤も慎重になりすぎてペースが上がらず、この出遅れが悪循環を生み出してしまう。
タイムをあげようと頑張れば頑張るほどに体に力が入ってしまい還ってマシンの挙動を乱してしまう。その為、2本目の走行でペースの上がらない伊藤はペースを上げようとして力みすぎてしまい3コーナーで転倒を喫してしまう。

幸い転倒によるダメージが少なく、伊藤も怪我がなく、マシンも修復を終え3本目の走行に臨むことができた。この転倒で逆に落ち着きを取り戻した伊藤は最後の走行でやっと感覚を取り戻し始めた。

目覚めが遅かった分総合順位は20番手と厳しい出だしだが、翌日からは晴れの予報。気持ちを切り替えて土曜日の公式予選に臨む事となった。


予選


土曜日の公式予選はノックアウト予選の内容が急遽変更になり、フリー走行を20分走行した後、ノックアウト予選のQ1とQ2が行われる変則的な予選となった。

フリー走行開始時点では薄日も差し路面温度も28度と高く、このまま気温上昇が続くと思われフロントタイヤにソフト、リヤタイヤにミディアムを選択した伊藤は、ドライ路面のセットアップに余念がない。

今季初のドライ走行で伊藤は2周目に1分56秒5を記録。いきなり自己ベストを更新するタイムで帰ってきた。やはり路面がきれいになり、全体のペースが上がっている。上位陣は早くもコースレコードを更新して54秒台にタイムを上げている。

引き続き行われたノックアウト予選でも同セットで車体セットアップを進めながら予選を戦うこととなった伊藤。3周目に55秒代に突入し11番手にポジションを上げるがそこからタイムが伸びず徐々にポジションを落としてゆく。それでも徐々にマシンセットアップをつめてゆき、終盤にグリップの落ちたタイヤで55秒3を記録。Q1ポジションを19番手で終えた。

続くQ2。タイヤを前後新品に交換して15分のアタックに出てゆく。3周目にベストを更新して55秒2を記録。8番手までポジションを上げるが、他車も徐々にタイムを更新し終わってみればQ1よりも厳しい20番手で公式予選を終えた。


決勝


今回は2ヒート制のレースのため土曜日の夕方にヒート1が開催された。
天候は曇りとなり予選のときよりも気温が下がってきて路面温度も25度を切ってきた。チームは伊藤とマシンセットのミーティングを行い、まだテストができていない前後ソフトタイヤを選択。ぶっつけ本番でレースに臨む事となった。

久々に後方からのスタートとなった伊藤は19番手から見事なスタートを決め、2列を抜き去りオープニングラップを13番手で帰ってきた。
前方は集団となりポジションアップのチャンスが広がっていた。伊藤は2周目に抜かれた大ベテランの西嶋選手を抜きポジションを上げてゆく。すると6周目に上位を走る津田選手のマシンにトラブルが発生。オイルが吹き上げこれを避けようとした国川選手と大崎選手が転倒によりリタイヤ。伊藤は一気に10番手にポジションアップ。

9番手争いの集団で戦う伊藤は、目の前を走る佐藤選手との激しいドッグファイトを展開。リヤタイヤにソフトを選択した伊藤はセクター2から先の区間で佐藤選手を追い詰めてゆく。そして11周目に佐藤選手を抜き前に出るが、第1コーナーで再び返されてしまう。

レース終盤。この争いに稲垣選手が急速にペースダウンして近づいてきた。佐藤、伊藤はラストラップに稲垣選手を交わしポジションアップ。更にトップ争いを展開していたチャランポ選手が転倒し伊藤は8番手にポジションアップ。そのままチェッカーを潜り抜けた。


決勝ヒート2が行われる日曜は朝から快晴で路面温度も一気に上昇してゆく。さすがにソフトタイヤでは厳しいと判断した伊藤はリヤタイヤをミディアムに変更。予選のデータに少し変更を加えたセットアップで決勝に臨んだ。

ヒート2は20番手からのスタート。
ここでも好スタートを決めた伊藤はオープニングラップを16番手で通過。4周目に岩崎、渡辺が転倒により姿を消す中、伊藤は**、中山を抜き去り13番手までポジションを上げる。

集団を抜け出しレースの折り返しとなった8周通過時点でた時点で前方との差が2秒以上。その先に8番手争いの集団がいる。路面温度が上昇し50度を超える厳しいコンディションとなった決勝。上位陣も55秒台にタイムを落とす中、伊藤は55秒台の安定したペースで前方の集団に近づいてゆく。

8番手争いの集団は56秒台にペースが落ちており、見る見るその差が詰まってゆく。ラスト5周で集団に追いついた伊藤は先ず西嶋選手をパス。目の前には横江選手、そして筑波で抜ききれなかった小林選手がいる。

ラスト2周、ついに横江選手を抜き11番手でホームストレートを通過。その勢いのまま第1コーナーで小林選手のインを差し10番手にアップ。そのまま逃げ切った伊藤は10位でチェッカーを潜り抜けた。


総括


ヒート1で今期ベストタイの8位を獲得し、ヒート2では課題のパッシングをしっかりと見せてくれた伊藤。
成績以上に収穫の多いレースウイークとなった。

御支援、ご声援ありがとうございます。
次戦は耐久レースの長いインターバルを挟んで8月26日の菅生大会です。
伊藤はその前にアジア選手権・中国大会に参戦いたします。今回の収穫を結果に結び付けて来たいと思いますので応援宜しくお願いいたします。



ドッグファイトレーシング
代表 室井 秀明

2012′ 05/27 全日本選手権Rd.4AP2&4 ライダーコメント 伊藤勇樹

土曜日, 6月 2nd, 2012

ライダーコメント 伊藤勇樹


ライダー:#19 伊藤勇樹
クラス:ST600

2012′ 5/27 全日本選手権 第4戦 オートポリス2&4

予選:Q1 19位 Q2 20位 決勝:H1 8位 H2 10位


レースコメント

予選
オートポリスでは今回2&4という大会名で、日本最高峰の四輪のレースであるフォーミュラ・ニッポンと全日本ロードレースのST600と併催レースで行われました。
事前テスト無しでのレースウィーク入りで、前日の走行は生憎の雨の中走行。実はオートポリスでは舗装を全面改修したため昨年のデータがあまり応用できない状況で探りながらの走行となりました。しかし、予選日はドライコンディションとなり難しい形で予選を挑みました。

予選はQ1でレース1の全グリッドが決まり、Q2でQ1の上位24台で最終的なレース2のグリッドを決める形。まずは上位24台の中に入ること前提に予選に挑みました。

Q1が始まり最初のタイムが既に昨年のタイムを上回っていることに気づき路面の感触の良さを実感しながら落ち着いてタイムアタックに入りましたが、その路面の良さによってか序盤でタイヤが滑り始め思ったよりタイムが伸びません。それでも、序盤のタイムで出したタイムで19番手、Q2進出を決めました。

Q1で見つけた問題点をメカニックさんと話し合い改善策を探すも、情報が少ないため悩みながらもQ2に向けてのセットアップを進めていき再び予選へ。

Q2も序盤で自己ベストを記録するも、問題点を完璧に改善出来ずにいました。Q2の場合時間が短いため、ピットインしても大幅な変更が出来ないので一度ピットインし微調整のみでコースに戻るもタイムは更新出来ずに20番手と悔しい予選となってしまいました。

今年、初走行ではあるもののタイムアップの余地があっただけに決勝に向けて気持ちを切り替え最終的なミーティングをして予選を終えました。


決勝
レース1は予選日と同日に行われ、気持ちもしっかり切り換える必要がありました。その前にピットウォークが行われ、ファンの皆さんの応援やお言葉がとてもうれしく感じ、決勝に向けての気持ちの整理を整える事が出来ました。

レース1の天候は曇りで、気温もぐっと下がったので直前までタイヤ選択に悩んでいました。スタート位置についても同じような天気だったのでタイヤには自信がありました。

そしてスタートとなりました。
スタート上々に決め、1コーナーを13番手辺りで通過しそのまま1周目を完了。そこから、井筒選手を先頭に8番手争いの後方に付き周回を重ねていきました。すると、序盤にオイルに乗った國川選手と大崎選手が転倒、更に西嶋選手オーバーランと一気に10番手へ上がり、佐藤選手との9番手争いが始まりました。

長期戦になるのは分かっていたのでしっかり後方から抜きどころを覗い、最終コーナーで前にでてラスト6周で9番手へ。しかし、1コーナーの進入で再び佐藤選手に抜き返されてしまい10番手へ後退。

そこから、佐藤選手の前へ出られぬまま最終ラップに突入。すると、前方に8番手走行の稲垣選手がペースダウン。佐藤選手とともに順位を上げ9番手、更に2番手走行のチャランポ選手が転倒し8番手へ。しかし、佐藤選手を攻略出来ずチェッカーを潜る形になりました。

悔しいですが、8位入賞としっかりポイントを獲得出来ました。


レース2は翌日開催。晴天に恵まれ、気温も高く汗ばむ陽気となりました。

朝一番でフリー走行が行われ、ここでもタイヤ選択などデータの少ない中で試行錯誤をしていました。路面の温度は朝のフリー走行の時点で25℃、ところが決勝前にはなんと50℃にまで上がりタイヤに厳しいコンディションとなってしましました。タイヤ選択が当たっていることを強く願い決勝へ向かいました。

グリッドに着くと、夏のような蒸し暑さに襲われました。深呼吸しながらも楽しくレースをしようと笑顔を心がけました。そしてスタートの時。

スタートは決まったものの、1コーナーで詰まってしまい1周目を17番手で通過。
そこから順位を上げ、一時単独13位から前の小林選手を先頭の8番手争いを追う形に。ラスト6周で追い付き、西嶋選手をパスし12番手。前には横江選手と小林選手が立ちはだかりました。横江選手と4周に渡り、激しいバトルが展開され、遂にパスに成功し11番手。

そして、ラストラップに小林選手を1コーナーの進入のブレーキングで前にでて10番手。そのままゴールラインを通過し、2レースともトップ10フィニッシュを達成することが出来ました。



レースを終えて
ランキングも前半終了時点でランキング9位と良い形で後半戦に挑めそうです。 今回、多くの方から応援していただき前半戦、怪我もなく走りきることが出来ました。
有り難うございました。
次戦の菅生では、表彰台を狙っていきたいと思いますので、応援宜しくお願い致します。



ST600 #19 伊藤勇樹

ドッグファイトレーシング YZF-R1(オープンチャレンジ仕様) 冷却系編

火曜日, 5月 29th, 2012

 

この車両の最大の弱点・・・それが・・・「水温」です。

ハッキリ言ってかなり厳しいです・・・。熱対策は色んな事をしています。

もちろんSTDの容量では全く足りないので、下にサブラジエターを追加しています。STDのラジエターの造りはとても良いので、なるべくローコストを目指した結果、サブラジエターを開発致しました。

これはすでに去年から実際に販売しております。(当社のオンラインストアを見て下さいね!)
こちらからオンラインストアのサブラジエターが見れます。↓↓
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マフラーのページでも書いたのですが、まぁスペースが無いんです・・・。これも何度も試行錯誤を重ねて・・・何度も作り直して・・・やっと出来上がった物です。

当社のマフラーの方がA社の物より追い込んで作成しているので大丈夫なのですが、A社のマフラーで当社のサブラジエターですとかなりギリギリかな・・・と。サブラジエター追加の効果は大きいのですが、これだけでは正直なところまだ足りてないのが現状なんです。

ちなみに当社のJSBマシンにはイタリアMB社製の大型ラジエターが付いています。よく出来ているだけあって50万もするんですよ~・・・。しかしながらMBラジエターでもギリギリなんですよ。何とかローコストで仕上げるのがコンセプトですので知恵を絞って頑張ります!

熱対策はまたレポートしますね!





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ドッグファイトレーシング YZF-R1(オープンチャレンジ仕様) サスペンション編

火曜日, 5月 29th, 2012
今回はこの車両で使用しているサスペンションをご紹介します。

サスペンションユニット自体はフロントもリアも全くのSTDです。

スプリングのバネレートだけUPしています。
これだけでも全然まだまだいけますよ!そうですね・・・ツインリンクもてぎで1分55秒を切ったら考えるところ・・・ですかね。それまではSTDで参戦するつもりです。

また、ステアリングダンパーは台湾メーカーでありますRPM社製の物を使用しております。ダンピングもしっかりしていていいですよ!お値段も安いしコストパフォーマンスは最高だと思います。

JSB車両でも去年から使用しているのですが問題ありません。当社でも販売する予定でおりますので、決まり次第ご報告させ頂きます。




補足ですが・・・当チームのJSB1000マシンはステムが変更されているためにノーマルのステアリングダンパーステーが使用出来ません。よってオリジナルでステーを制作して使用しております。
恐らく・・・レースユーザー以外ステムを変えられる方はいないのでおわかりだとは思いますが・・・。






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車体メンテナンスページに【Fフォーク加工】を追加致しました。

火曜日, 5月 29th, 2012
当社ドッグファイトレーシングではフロントフォークの加工も承っております。

インナーチューブのコーティングやアウターチューブのアルマイト加工等、お客様のご要望にお応えさせて頂いております。

上部写真はノーマルフォーク。真ん中と下部はお客様の施行例の一部です。

WEBSITE内「車体メンテナンス」ページに価格及び施行例を追加致しましたのでぜひご覧になって下さい。


車体メンテナンスページはこちら

もてぎロードレース選手権 2012/04/15 第2戦 オープンチャレンジ

土曜日, 5月 26th, 2012

2012/04/15 もてぎロードレース選手権 第2戦 オープンチャレンジクラス




マシン:YAMAHA YZF-R1
ライダー:中澤 孝之
エントリー:DOGFIGHTRACING・YAMAHA

予選


ドライで走行するのが3回目という状況の中で、更にブレーキトラブルを抱えていました。
2周したらピットインしてエア抜きを行い(※2010年車両のため未使用ながら2年以上使われなかったキャリパーでして・・・走行中にエア噛みを起こしシール類を急遽全て新品交換したためエア抜きの作業が必要でした・・・。)ピットアウト後アタックラップ!!裏のヘアピンまで行ったところで転倒車両によるオイル漏れのため赤旗に。
赤旗が出なければ57秒前半は出たというライダーの中澤君・・・本当かよ・・・。

仕切り直しの再アタックも何カ所か失敗したポイントがありタイム伸びず・・・。もう1周というところで時間切れとなりました。

総合トップ(オープンマイスター・JSB1000(I/N)の4クラス混走)とレコードタイムを記録したが目標としていた57秒前半には遠く及ばず、ちょっと残念な結果になってしまいました。

決勝


決勝はすばらしい(無難な?)スタートを決めてホールショット。
決してストレートは速く無いので混戦になると難しい展開になると思っていましたが、さすがはベテランライダー中澤選手。1秒以上の差を付けてオープニングラップを終えて帰ってきた。

その後はブレーキに不安が残っていましたが、タイヤをいたわりながら淡々と走り切り見事優勝~!さすがですね。

次回は予選で56秒台と、決勝のトータルタイムを10秒短縮するのが目標です。

さてさてメカニックの私はやらなければいけない事がたくさんあります・・・がんばります。

リザルト


予選:総合1位 OPチャレンジ1位 (JSB1000 OPマイスター OPチャレンジ 混走)
タイム:1’57,969 ※コースレコード
決勝:総合1位 OPチャレンジ1位 (JSB1000 OPマイスター OPチャレンジ 混走)
タイム:1’58,586(BEST TIME) ※コースレコード

お知らせ


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ドッグファイトレーシング YZF-R1(オープンチャレンジ仕様) マフラー編

土曜日, 5月 26th, 2012

 

 

マフラーは当社オリジナルの物です。

一番にこだわった部分が「トルク特性」です。YZF-R1で最もポピュラーであろうA社製マフラーはエキゾーストパイプが普通のE/Gと同じ横並びなんです。あのデザインですと、どうしてもこのエンジンの本当にイイ所が出ない・・・。もちろん当社でもテストしたのですが、どうしても集合方式はSTDと同じにしたかったのです。(YZR-M1もそうだったはず)

しかし、色々な問題・・・特にスペースの問題等が大きく立ちはだかり制作には時間と手間を相当掛け完成したのがこのマフラーです。もちろんこれは当社で通常市販している物と同様の物です。



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2012′ 05/13 全日本選手権 第3戦 筑波サーキット 総括

火曜日, 5月 22nd, 2012

2012′ 5/13 全日本選手権 第3戦 筑波サーキット



藤田拓哉・JSB1000クラス
7番グリッドからスタートも転倒リタイヤ

伊藤勇樹&阿久津晃輝・ST600クラス
伊藤勇樹は8位入賞。阿久津晃輝は予選敗退に終わる!

全日本選手権の第3戦が茨城県・筑波サーキットで開催されました。昨年は震災の影響で開催が中止された為、 2年ぶりの開催となった地元コースでのレース結果をご報告致します。

イベント名 全日本選手権 第3戦
日時・場所 2012年5月13日・筑波サーキット
観   客 14200人

レース
JSB1000 #33  藤田 拓哉  予選7位  決勝リタイヤ
ST600  #19  伊藤 勇樹  予選7位  決勝8位
ST600  #56  阿久津晃輝  予選33位 予選不通過

JSB1000・藤田拓哉


2年前のJSB1000クラスデビューレースが筑波サーキットだった藤田にとって、成長の証を見せる又と無い機会となった今大会。事前テストから常にトップ5の次に付け、6番手のポジションを確立し始めていた。
好調なまま迎えた公式練習では強風や小雨により走り込む事が出来なかったが、自己ベストに近い57秒6を記録してしっかりと総合6番手を獲得。芹沢、今野、須貝といったベテランを退けトップ5に追いつくことに集中している様子の藤田だった。


予選


翌、土曜日の公式予選。
ノックアウト予選では無く1時間の計時予選が晴天の下で始まった。藤田はまず1セット目のタイヤでアタックを開始。6周目に自己ベストを大きく更新する57秒210を記録。このとき芹沢選手を引っ張ってしまい総合7番手。それでもまだまだタイムアップに自信のあった藤田は気に留める事無くセットアップを詰めて行く。

予選時間も終盤になりタイヤを交換してアタックに出て行く藤田だったが、タイミング悪くクリアラップが取れない。リズムを崩しそうになった藤田は再びピットに戻り、タイミングを見計らって最後のアタックに出て行く。ペースを上げて行く藤田。予選時間も残り少なくなり最後のアタックと思われた瞬間赤旗が提示され予選が中断。

そのまま公式予選の終了のアナウンスが流れ、藤田はタイムアップできないまま悔しい予選を終え、結果総合7番手からのスタートとなった。


決勝


前戦鈴鹿から流れを掴み始めた藤田は悔しい予選結果にもあまり動じることなく決勝を見据えていた。

「目標の56秒は感覚的には捕まえている。後はリズムよく走る事が出来れば今大会の最低目標はクリアできる。」

落着きと自信を見せ始めた3年目の藤田。朝のフリー走行も決勝を見据え、予選で9周使用した中古でコースイン。ガソリンタンクも決勝同様にフルタンクにしてのコースイン。時間一杯を走り切り20周の周回を57秒台で走り切った。しかもラストラップにベストラップを記録して帰ってきた。決勝レースは30周。序盤を56秒台に入れて食らいつき、終盤まで57秒台で走り切る目標に向けシュミレーションは出来た。後は決勝レースに臨むだけ。

14:35分。定刻に決勝レースのスタートが切られた。
スタートの反応は良かったがウイリーしてしまった藤田は若干順位を落として8番手でホームストレートを通過。7番手には清水選手。厄介なライダーが前を塞ぐ形となった。2周目に57秒に突入、3周目にはさらにタイムを詰め清水選手の背後に迫る。

そして迎えた4周目。アジアコーナー立ち上がりに転倒からコースに復帰してスロー走行をするマシンが前方に現れる。このマシンに気付いた清水選手が立ち上がりで一瞬アクセルを開けるのが遅れた。背後にいた藤田はラインを替えて第2ヘアピンにイン側から侵入。前に出たかと思われた瞬間ラインがクロスして清水選手と接触。2台が揃ってスリップダウンを喫してしまう。

マシンを起こして再スタートを切った藤田がピットに戻ってくるがラジエターに穴があいてしまいジ・エンド。残念ながらレースを終える事となった。

ST600・伊藤勇樹 阿久津晃輝


今回の伊藤は茂木の雪辱に燃えており、事前テストから確実にベストタイムを更新する成長を見せていた。
金曜日の公式練習では午前中の1回目のアタックでクラス4番手を獲得。午後の2回目のアタックではクラス3番手、総合でも7番手に入る快走を見せた。好調な伊藤は翌日の土曜日の公式予選でも積極的な走りを見せる。

午前中1回目の予選でクラス3番手を獲得。午後の走行では自己ベストを大幅に更新して58秒394を記録してクラス2番手に浮上。総合でも7番手を獲得し、ヤマハ・ダンロップタイヤのパーッケージでトップのポジションを獲得したのだ。実は伊藤はこのベストタイムを更新した次の周にもタイムアタックをしていたのだがアジアコーナーでゼブラに引っ掛かり転倒を喫してしまっていたのだ。セクター1のタイムがベストタイムを記録していただけに惜しまれるアタックだった。

翌朝のフリー走行はマシンのダメージチェックやライダーの気持ちの部分で転倒の影響が無いか心配されたが、 伊藤は周囲の心配をよそに転倒の影響を微塵も感じさせない走りで総合7番手タイムで走行を終えた。

迎えた決勝、7番グリッドから好スタートを見せた伊藤は5番手で第1コーナーをクリアして行く。しかし第一ヘアピンで後続にかわされポジションダウン。オープニングラップを8番手で通過。前方には岩崎選手や中富選手などが団子となり3番手を争っている。トップの2台が抜け出た展開の中、3番手集団の後方に位置する伊藤は、後続の渡辺選手に抜かれ更にポジションダウン。目の前には小林選手が立ちはだかる。

岩崎選手や渡辺選手が小林選手を攻略してポジションを上げて行くのに対して伊藤はここから抜け出せない。激しくプッシュする伊藤はレース中盤に第1コーナーでマシンが接触する激しいアタックを見せるが小林選手も引かず前に出る事が出来ない。

レース終盤に3番手争いを展開していた井筒選手が転倒してポジションを一つ回復したが結局最後まで小林選手を攻略できないまま8番手でチェッカーを潜った。


一方の阿久津は、一昨年の国際A級デビューレースの筑波で6位入賞を見せた地元コースだけに、周囲の期待も高まる所だったが、事前テストまで調子を上げて来ていたのだがその最後に転倒を喫してしまい、調子を崩してしまう。レースウイークに入っても本来の調子を取り戻す事が出来ないまま不本意な形でまさかの予選敗退となってしまった。

総括


御支援、ご声援ありがとうございます。
次戦は九州・オートポリス大会。ST600のみのレースとなり、 伊藤選手一人の参戦となりますが、アジア選手権に向けての事前テストも 兼ねて、表彰台獲得を目指して頑張ってきます。

次は引きません!



ドッグファイトレーシング
代表 室井 秀明

DFRチーム員募集

土曜日, 5月 19th, 2012

 

全日本選手権や地方選手権で活動中のドッグファイトレーシングでは、2012年のシーズンに向け新規チーム員を
募集中です。
レース未経験の方でも、やる気のある方ならば入会可能です。



詳しくは当チームまでお問い合わせ下さい。


2012′ 05/13 全日本選手権Rd.3筑波 ライダーコメント 伊藤勇樹

土曜日, 5月 19th, 2012

ライダーコメント 伊藤勇樹


ライダー:#19 伊藤勇樹
クラス:ST600

2012′ 5/13 全日本選手権 第3戦 筑波サーキット

予選:7位 決勝:8位


レースコメント

予選
当日はとても天気には恵まれたものの風が強く、裏のストレートに対して右から左に吹き荒れていました。予選は二回、AとBの2グループに分かれて30分間の走行。一本目の走行は二本目のためにしっかり車体と身体の確認を行いタイムアタックに入りました。単独で58秒台で周回を重ねられ、フィーリングも良かったのでこの状態で二本目に挑む決心がつきました。順位はAグループ内で3番手、総合8番手とまずまずのスタートが切れました。
二本目もコンディションはほぼ同じで、やはり風が強く吹いている状態。コースインはまず一本目で使ったタイヤで走行し、再度フィーリングの確認をし新品のタイヤを投入しアタックに入りました。タイミング良くクリアラップが取れたので思い切って攻められ、58秒39のダンロップタイヤではトップタイムを獲得。Aグループ内でも2番手タイムを獲得した直後、ASIAコーナーの内側の縁石に乗り上げ転倒。幸い怪我もなくマシンにも大きなダメージはありませんでした。そのまま予選は終了し、総合7番手でST600では最高グリッドを手に入れることができました。


決勝
決勝当日は風も一切なく暖かい陽気となりました。
朝のフリー走行で前日に転倒した影響はないかをしっかり確認をしました。幸い影響はなくタイムも58秒台で7番手タイムと良い形で決勝に合わせることが出来ました。
決勝グリッドに着いてみると観客席が近くに構えているせいか、他のサーキットでは味わえないような熱気と圧迫感に圧倒されました。グリッドが前に来れば来るほどこの気分が強く感じるんですが、怖いと感じるよりは早く始まってほしいという感じがとても新鮮でした。自分の名前が紹介された時は沢山の声援を観客席や各コーナースタンドから聞こえてきて、この声援に応えようと強く思いました。 そして決勝がスタート。スタートを上々に決めて5番手で1コーナーを通過、しかし第一ヘアピンで弾き飛ばされ7番手に後退。そこから3番手の岩崎選手、井筒選手、デチャ選手、中富選手、渡辺選手、小林選手と自分までの集団でバトルが展開される形で周回を重ねていきました。この後、ハルクプロの小林選手との8番手争いとなり一時接触する激しい場面もありましたが後半も小林選手との前後関係は変わらないまま周回を重ねていくうちタイヤの消耗のせいかスライドの量が激しくなりアクセル操作が困難になってきていました。それでも逃げられるわけには行かないのでヘルメット内で深呼吸を行い気持ちを落ち着かせました。それでも順位は変わらず9番手のまま最終ラップへ。すると1コーナーで井筒選手が転倒しておりリタイヤで8番手に上がりチェッカー。今シーズン最高の8番手を獲得し、ランキングも8位へと上がりました。
走行後の応援して下さった皆さんから暖かい言葉をいただき大変うれしく思いました。



レースを終えて
今回の筑波は予想通りの激戦で大変なレースになるのは予想が出来ていました。その中でしっかり戦えることを肌で感じるレースウィークとなりました。
次戦のオートポリスでは上位入賞を狙いに行きます。
今回サポートして下さいました皆様、監督及びチーム員の皆様、応援してくださいましたファンの皆様にとても感謝しています。有り難うございました。次戦のオートポリスも応援宜しくお願いします。



ST600 #19 伊藤勇樹