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レース結果報告
2013年 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ 第8戦
藤田拓哉は8位フィニッシュでランキング6位に浮上。
全日本選手権の第8戦、岡山大会が開催されました。そのレース結果をご報告致します
イベント名 全日本選手権 第8戦
日時・場所 2013年9月29日・岡山国際サーキット
岡山大会レース結果
JSB1000 #33 藤田拓哉 予選8位 決勝 8位
JSB1000・藤田拓哉
菅生大会から丁度1ヶ月をおいて開催された岡山大会。事前テストも晴天に恵まれ上場のコンディションの中テストを実施することができました。
藤田の今年の各サーキットでのタイムアップを考慮すれば自己ベストである1分31秒代は当然で、30秒代を狙わなければいけないテスト。
しかし250時代から転倒などが続き攻略できていない最も苦手なコース。
テスト初日に自己ベストは更新するものの大きなジャンプアップが出来ないまま事前テストを終えることとなった。
レースウイークに入り心配された台風も大きくそれてサーキットは近年にない最高のコンディションで幕を開けました。
前回テストで課題となったブレーキの精度向上を狙って投入したセットアップの確認を行なった藤田は、
バックストレートヘアピンで飛び出す一幕もありましたが順調にセットを詰めて午後の走行に臨みました。
午後の走行でペースアップ。自己ベストを更新して31秒3までタイムアップ。
更にフレッシュタイヤに交換してコースインした藤田でしたが、S字コーナーでスローダウンしたマシンを避けるために転倒を喫してしまい、
マシンを破損。本人も右足の筋を切る負傷を追ってしまいました。
踏ん張りの利かない足で臨んだ公式予選。
ノックアウト方式のQ1を1分31秒8を記録して9番手で通過。Q2に臨みます。
このQ1で今回復帰戦の秋吉選手が転倒。
怪我により再び不出場となってしまいました。いよいよ最後のアタックとなったQ2。
藤田は満身創痍の体で真っ先にコースインしてアタックを繰り返します。
4周目にベストに近い1分31秒473を記録しますが、それでも上位との差は大きく
総合8番手で公式予選を終えました。
同じダンロップタイヤを履く武田選手(S)は30秒3までタイムを伸ばしており
1秒以上の大差を付けられてしまったが、決勝は24周の長丁場。
食らいついて一つでも上のポジションを狙ってゆきたい。
決勝レース
翌日も好天に恵まれ、朝のフリー走行ではフルタンクでの最終チェックを実施。
からだの痛みは2日目も引かないが集中力を持って臨んだ走行で31秒5を記録。
路面温度が低いため決勝で使用する予定のタイヤよりも柔らかめのコンパウンドで走行した状態だが、
丁寧に走ることで安定したラップを刻むことができ、決勝に向け現状できる準備は整いました。
迎えた決勝。例年よりも4周多い24周の決勝が15時30分にスタートされた。
ここのところ無難なスタートを決めていた藤田だが今回はスタートミス。
反応は良かったものの大きくウイリーを繰り返してしまい9番手に後退して第一コーナーを通過。
またこのウイリーでトラクションコントロールがエラーとなってしまい、
シビアなコントロールが求められることとなってしまい、長丁場のレースで若干のハンデをしょってしまいました。
藤田はオープニングラップで1台を交わし8番手に浮上。前を行く武田選手を追いかけるがペースが上がらない。
懸命にその背中を追うが周回ごとに徐々に引き離されてしまい単独での8番手走行が続く。
結局最後までバトルを展開することなく単独走行が続き8番手でチェッカーを受けました。
怪我により力を出しきれなかったレースではありましたが、今回のレースで藤田の走りの精度の甘さが明確になりました。
今回からデータロガー解析の専任エンジニアを据えてウイークを戦いましたが、ライン取り、ブレーキングポイント、
アクセルワークといった全ての精度が甘く、上位陣と戦うには程遠いことが鮮明となりました。
逆に「この走りでなぜこのタイムが出せるのか不思議なくらい」と評価されました?
藤田の走りの精度の甘さは、チームのレベルの低さ、精度の甘さがそのまま反映されたものでもあります。一から出直しで鈴鹿に臨む所存です。
御支援、ご声援ありがとうございます。
最終戦となる鈴鹿大会で目標の8秒台を記録する為、しっかりと体を治し、チーム一丸となって
精進してまいります。
ドッグファイトレーシング
代表 室井 秀明