Archive for 8月, 2013

2013′ 8/25 全日本選手権Rd.6 菅生 ライダーコメント 藤田拓哉

水曜日, 8月 28th, 2013

ライダーコメント
2013年 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ 第6戦
藤田拓哉


ライダー:#33 藤田拓哉
クラス:JSB1000

2013′8/25 全日本選手権Rd.6 菅生
予選8位 決勝6位

金曜日と土曜日の予選含めて決勝に向けてセットアップをしていきました。 セミ耐久という事もあってセットアップが難しい部分があり決勝当日まで悩んでいました。
決勝当日午前中にもう一度セットアップ調整をチームと話し合いをして決勝当日に決めました。

決勝スタート!

スタートがうまくいきました。
しかし最初からとばして走ってしまうと体力やマシンにダメージを与えてしまうから我慢をして抜かれてもいいから後半で巻き返しをはかりました。 最初の13ラップ目まで我慢して、少しずつペースを上げていきました。 23ラップ目からまたペース配分をしながら後半でも粘れるようにタイヤ温存をしました。 そして給油のためのピットインをしてすぐにコースに戻りました。

そして最後まで走り切りチェッカーを受けました。

レースを終えて!
ドライのベストリザルトを取る事が出来ました。
しかしまだまだ課題は、たくさんあります。一つずつきっちり学んで活かしていきます。

今回もたくさんの方々の御支援、御協力により参戦する事が出来ました。
ありがとうございました。

JSB1000 #33 藤田拓哉



レース画像はこちら
https://www.facebook.com/dogfightracing/photos_albums


2013′ 8/25 全日本選手権 第6戦 SUGO 総括

火曜日, 8月 27th, 2013

DOGFIGHTR
レース結果報告
2013年 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ 第6戦


全日本選手権の第6戦が宮城県・菅生サーキットで開催されました。
今回はセミ耐久という試みで開催されました。
全日本選手権の活性化や観客動員数増加に向け企画されたものですが、
いかんせん鈴鹿8時間耐久直後という事もあり参加台数は20台エントリー、出走は19台と寂しい数字となってしまいましたが、 レースの中身は通常と違った展開や最終ラップまでもつれ込んだトップバトルに大いに盛り上がっておりました。そのレース結果をご報告致します



イベント名 全日本選手権 第6戦
日時・場所 2013年8月25日・スポーツランド
SUGOレース結果


JSB1000 #33  藤田 拓哉  予選  8位  決勝 6位
JSB1000 #83  中沢 孝之  予選  18位  決勝13位

公式練習


ウイーク初日は真夏日から一気に曇の天候に変化して気温も27度くらい。曇り空のため路面温度も40度に届かない涼しいコンディションで始まりました。ドライコンディションながら、時折小雨が落ちる不安定な展開です。 事前テストよりも前傾姿勢を強めた車体でコースインした藤田は中須賀選手の背後を追走しながらセットアップの確認を行い、旋回性の向上を確認する事が出来ましたが、さらに前傾姿勢を進めたセットを試みるとこれは行きすぎたようで逆にプッシュアンダーが出始めてしまいました。

車体と共に確認を進めていたタイヤ選択ですが、事前テストよりも路面温度が大きく下がってしまったのでタイヤコンパウンドももう一度ソフトなものからテスト。路面温度は35度くらいと低かったので柔らかめのコンパウンドがマッチするのでは、との予想に反して硬めのコンパウンドでも十分機能することが確認できたのは収穫でした。

今回はセミ耐久。タイヤ交換をするかどうかはラップタイムの落ち込みにより左右されます。事前テストの路面温度ではなんとか走りきれそうでしたが、ここまで路面温度が下がってくると耐久性はどうしても悪くなります。 車体の方向はだいぶまとまってきましたが、午前中に引き続きロングランを行ったタイヤは終盤に跳ねが出始めてしまいました。やはり路面温度が低すぎるせいでリヤタイヤのグリップ不足から20周を過ぎたくらいから問題が出るようです。これでは無交換は厳しそう。日曜日の予報は晴れるようなのでもう少し路面温度が上がってくれれば良いのだが・・・。微妙な週末の天候に頭を悩ませながら初日を終えました。




公式予選


セットアップがかたまり後はライダー次第といった状況まで持ってくることができました。
朝方まで小雨が落ちており、明け方の路面はウエット。それでもJSBの予選は午後からのため、晴れ間が出たコース上はドライコンディションに変わり、各クラス問題なく予選が行われていきました。真っ先にコースインした藤田は3周目に自己ベストを更新。先ずは目標の29秒台に突入。セットの微調整を行い確認周回をこなしたあとラスト15分で2セット目を投入。最後のアタックに入りましたがこのアタックではベスト更新とはいきませんでした。それでも狙って29秒台では周回できる確認ができ、レース序盤に向けまた一歩セットを詰めることができました。

JSB1000に参戦して4度目の菅生大会。参戦初年度に30秒代を記録してからなかなか越えられなかった30秒の壁を今回の予選で漸く越えることができました。JSBにとって29秒代はまだまだスタートライン。ここから

が本当に厳しい戦いになるがやっとスタートラインに立てたと思います。なにより今回は誰かに引っ張られて出したタイムではなく、走りを組み立てて狙って出すことが出来るようになった事が大きな収穫でした。 藤田は深いバンクと速いコーナーリングが得意ですが、時としてそれが災いとなり転倒やタイムロスをしてしまっていました。これまでも何度も走りの修正を試みてきましたがなかなか思うように行きませんでしたが、今回の菅生で自分をコントロールして壁を越えることができました。(ほんの少しだが・・・)。
まだまだ未完成ですが貴重なレースウイークとなったのは確かです。


決勝


初の試みとなった決勝レース。予選タイムで29秒を記録したとはいえ、総合8番手。上位との差は明確でした。。またピット作業でのタイヤ交換においてもファクトリー勢に対して遅れをとっている厳しい現実もある中で、リスクを最小限にするためにとった作戦はタイヤ無交換。藤田はこの作戦に対しライダーとして勝負したい気持ちを抑え、レース序盤13周まで我慢の展開を決めていた。そして残り30周を安定したラップを刻み上位陣の崩れる隙を狙ってポジションアップを狙うことに気持ちを切り替えていました。

スタートは上々で5番手で第一コーナーに飛び込む。その1周目に早くも波乱が起きる。前を走る加賀山選手がSPコーナーで転倒。藤田は一瞬「このまま上位と勝負を・・・との思いが頭をよぎった」と伝えてくれましたが、それでも冷静に当初の作戦を実行することに徹してくれました。その言葉通り13周を過ぎたところからペースアップをした藤田は中盤から終盤にかけて30秒代後半から31秒前半で周回を重ね、ペースの落ちてきた、前をゆく渡辺選手や山口選手との差を少しづつ詰める展開になってきました。 中盤を過ぎ、22周目に先ず渡辺選手がピットイン、続いて28周目に山口選手ががピットインし藤田は5番手に浮上。更にコースアウトで大きくタイムロスをした柳川選手のピットインの間に4番手に浮上し、29周目からピットインする35周目までそのポジションを守りピットイン。予定通り給油のみでコースに復帰しました。

眼前の敵は山口&伊藤組。山口選手がピットインする時点での藤田との差は約30秒。その後30秒代で周回を重ねた藤田はピットインから復帰した時点で伊藤選手と14秒後方までその差を詰めていた。残り周回では挽回は難しいがそれでもプッシュを続ける藤田。一方藤田より1秒近く遅いペースの伊藤選手は背後に迫る藤田の存在を意識したのかラスト3周のところで転倒。これにより藤田は6番手に浮上。そのままチェッカーを潜り抜けました。





もう一人のファイター中沢選手


さて、忘れてはいけません。ドッグファイトのもう一人のファイター中沢選手です。
開幕戦茂木もきっちりとポイントゲットした中沢選手が今回のセミ耐久にも参戦。中沢選手のマシンは当社の市販コンプリートをベースとしたスタンダードマシン。前後サスペンションやブレーキ、そしてホイールまでスタンダードでストック1000と言ってもいい状態のマシンです。このマシンで並み居るJSBマシンを敵に回して今回も13番手で見事完走。レースウイークも短期間でマシンをまとめ、自己ベストを大幅に更新する走りはまさに職人!。

走行後もケロッとしていて元気満々。気持ちは早くも最終戦鈴鹿のようです。 目指す目標がしっかりしていればお金を掛けなくてもしっかりと戦える。そんなファイター中沢に拍手でした!

チーム&ライダーの持てる力を出し切って勝ち取った入賞&ポイントゲットでした。ご支援、ご声援を戴きました皆様。激励に駆け付けて頂いたファンや仲間たち。そしてチームを支えて頂いているパートナー企業の皆様に 感謝申し上げます。
そして初の試みとなったセミ耐久を支えて頂いたオフィシャルの皆様にも改めて感謝申し上げます。


レース画像のタイムラインはこちら
https://www.facebook.com/dogfightracing/photos_albums


ご支援、ご声援ありがとうございました。

ドッグファイトレーシング
代表 室井 秀明


鈴鹿8時間耐久 決勝201周を走り切り17位完走

水曜日, 8月 7th, 2013

DOGFIGHTR
レース結果報告
鈴鹿8時間耐久 決勝201周を走り切り17位完走


藤田が18歳となり迎えた鈴鹿8時間耐久レース。
ライダーにとってもチームにとっても初挑戦となったレースそのレース結果をご報告致します

イベント名 FIM世界耐久選第2戦 鈴鹿8時間耐久ロードレース
日時・場所 2013年7月28・鈴鹿サーキット
観   客 10.9000人(4日間)、決勝日6,1000人

レース結果


EWC  #83  TEAMJP DOG FIGHT RACING・YAMAHA (藤田 / 木村 / 田村)
予選13位  決勝 17位(201周)

プロローグ


藤田がJSB1000に参戦を開始した15歳の時から3年が経ち、ようやく18歳となり鈴鹿8時間耐久の参戦が叶いました。 藤田の参戦はかねてからの計画ではありましたが、実際に参戦に漕ぎ着けることができたのは、今回のパートナーであるTEAMJPとの コラボがあったからです。

アジアを中心にレース参戦支援や、若手育成に熱心な活動を見せるTEAM JPとの出会いは2010年に遡り ますが、TEAMJPのオーナー兼ライダーである木村選手との出会いから始まり、中国でのレース参戦を通し親交を深め、そしてアジア の海外ライダーと共に鈴鹿8時間耐久に参戦する計画が始まりました。

今年は予定をしていた中国人ライダーや、その代役として予定 した外国人ライダーのスケジュール調整がうまくいかず、海外とのジョイントは出来ませんでしたが、若手育成、そして今後に向けた チームの経験値アップのために、藤田と木村選手、そして急遽抜擢した田村選手の3名で鈴鹿8時間耐久レースにチャレンジすること となりました。


事前テスト


JSB1000で成長を見せている藤田は事前テストから常にトップテンに入る走りを見せており、予選での上位進出の夢は 大きく膨らんで行きました。今回からPCメカに田中氏を迎え、自己ベスト更新に向け徹底的に走りを解析してもらい、その甲斐あって 徐々にマシン&ライダーのセットアップも進み、順調な仕上がりを見せておりましたが、2回目の公開テスト初日に130Rで転倒。 藤田は右足の膝を痛めてしまいました。

当初は骨折や靭帯断裂なども心配されましたが、大事には至らず、強度の打撲と診断され、 2日目のテストをキャンセルして、レースウイークまで回復を待つことになりました。

第2ライダーを務める木村選手は、一昨年に負った怪我からの復帰戦となる8耐チャレンジですが、初めての鈴鹿、初めてのヤマハ マシン、そして初めての16.5インチタイヤと初めてづくしの中テストがスタート。初ライドで2分25秒を記録し、そこから徐々に 走りを修正し、2回のテストでベストタイム2分21秒まで更新することができました。しかし木村選手は今年50歳。また1年以上 レースから離れていたため真夏の鈴鹿での連続走行に体力的な負担が心配されました。

そして第3ライダーには全日本選手権・JSB1000に参戦しており、第2戦の鈴鹿で転倒を喫しケガから回復した田村選手が 参加。普段乗るスズキのマシンとの違いや、16.5インチタイヤへの適応に手こずりながらも徐々に走りをアジャストして ペースを上げてくる所はベテランならではの安心感があります。最後は決勝を想定した燃料満タン仕様でセットアップを行い、 2分18秒のアベレージ周回を重ねてテストを締めくくってくれました。


レースウイーク


レースウイークに入り、初日の午前中に受付と車検を終えたが、ここで最初のトラブルが発覚。暖機を始めたマシンからオイルが漏れ てきたのである。オイルポンプ部の損傷のようで急遽エンジン修復に取り掛かり何とか走行に間に合わすことができました。 怪我の回復が心配された藤田が最初に乗車すると、様子見の確認走行ながら12秒795を記録して総合13番手とフィーリングは良好で、 前回テストで仕上げたデータでマシンはうまくまとまっているようでした。

続いて乗車した田村選手が18秒645。木村選手が21秒745とほぼ自己ベストに近いタイムで走行。初日の乗り出しとしては上々の 滑り出しであった。午後の走行も全員がタイムをあげ、藤田が記録した11秒398のタイムで初日の総合順位を12番手で終えた。


公式予選


藤田の足の怪我の回復は100%とはいかず、全力でアタックできるレベルには回復していない。8分の力で走ってもアタックは数周が 限界でロングランには不安を隠すことができない。予選前のフリー走行も軽く流す程度にとどめて公式予選に臨む事となりました。 公式予選は藤田、田村、木村の順で出走する。

路面温度や天候を見て出走順を決めるが、第1ライダーの2回目の予選時間は15時と なるため、午前中の1回目の予選が勝負。逆に第3ライダーは2回目の走行時間が17時となるため路面温度も下がりタイムが出やす いコンディションとなるが、夕方付近の天候が不安定なため、藤田を第1ライダーのままで行く事に決めました。

怪我によりワンアタックが限界の藤田はコースインして3周目に各区間でベストタイムを記録。2分9秒台に突入して総合7番手に 浮上する。その後3台のマシンがタイムをあげ藤田のタイムは10番手に下がり予選終了時刻が迫ってきた。このままいけばトップ テンに残れるところだったが最後の最後に玉田選手が9秒代に飛び込んできて11番手に押し出されてしまった。それでも目標の 10秒の壁をワンアタックで越えることができた藤田にとって収穫は充分にありました。

続く田村選手。こちらも好調で2周目に自己ベストを更新する2分17秒台に突入。更にペースを上げて行くが、なんとデグナー コーナー1個目で転倒を喫してしまう。ライダーに大事はなかったが、マシンは激しく損傷し、修復に時間が掛かりそうな状況の為、 木村選手は1回目の予選をスペアマシンで走ることとなってしまった。

2回目の予選に向けマシンの修復を進めるが、損傷が激しく整備に時間がかかる。それでもなんとか2本目の走行に間に合わす事が 出来、再び藤田から順に2回目の予選を開始。 路面温度の上昇や、転倒によるマシンのダメージにより完調とはいかないマシンと判断した藤田は、タイムアタックを諦め決勝に向け たセットアップに頭を切り替え走行を続ける。

田村選手も2回目の走行は序盤慎重な走りに徹するが、それでも予選終了間際に17秒3の自己ベストを記録。転倒に慌てることなく しっかりとライディングを整えてきた。そして最後のタイムアタックとなった木村選手。3周目に一気にペースを上げ自己ベストを 一気に短縮する19秒代に突入。その後も20秒代のアベレージで安定して走行し、順調な仕上がりを見せてくれた。

公式予選は1回目を終えた時点では11番手だったが、やはり夕方の走行で2チームがタイムを伸ばし、総合13番手となった。 しかし上位はファクトリー系マシンばかりで、プライペーター勢としてはBMWの酒井選手に次ぐ2番手の堂々たるタイムである。


決勝前日


決勝前日のフリー走行では、満タン状態のマシンで最後の確認走行を3名のライダーが各々走行。大きな問題もなく翌日の決勝に 備えることとなった。しかしメカニックたちはここからが本番。決勝に向け最終準備とタイヤ交換、給油といったピット作業の 最終練習が行われた。

今回の参戦に当たりマシンは普段全日本選手権に参戦するマシンをそのまま持ち込み、タンクのみ24リットルの大型タンクに変更 しただけの当チームのマシンは、タイヤ交換にクイックシステムを持たない状態。フロントフェンダーやリヤブレーキを脱着する ノーマルシステムは大きなタイムロスを覚悟しなければならないが、アイデアと努力でメカニックたちはその作業時間を詰め、 タイヤ交換と給油作業で30秒を切る早業を見せてくれた。ファクトリー勢の中には全ての作業をその半分で終えるところもあるが、 一般的なチームに引けを取らない速さである。決勝に向けた準備は整った。

一方ライダーのアベレージタイムや、前述のピット作業の時間から全体のタイムスケジュール管理や、ライダー交代のシュミレー ションは続く。天気の急変やセーフティーカーが入った場合の対応、そのような状況の中で最も多くの周回を周り、現状の力を 出し切る事が出来るプランを練上げる。目標はノートラブル、ノークラッシュ、そして200ラップ超えの完走である。 そのためのプランは藤田が5走行、田村が4走行、木村が1走行の合計10スティント。9回ピットと多分最多のピット回数となる 作戦を選択した。


またこの日はピットウォークやライダートークショーなどが
開催され藤田は多くのファンからサインや声援を頂きパワーを充電していた


決勝レース


迎えた決勝。朝のフリー走行が始まり藤田が順調にタイムを刻んで予定の周回で帰ってくる。本番に向けた最後の予行練習として タイヤ交換、給油を終えてライダー交代して田村選手がコースインする。しかし田村選手のペースがおかしい。次の周にピットイン した田村選手だがピットロード途中でマシンを止めてしまう。なんとリヤアクスル付近が破損してタイヤがロックしてしまったのだ。 急ぎマシンをピットに戻し修復を行い木村選手にバトンをつなぐ事ができた。木村選手は順調なタイムで周回しておりマシンの 問題は解消したが、問題はトラブルの原因だ。これが決勝中に再発したら完走どころではなくなる。

破損した部品を点検すると、その原因が部品の不具合ではなくタイヤ交換の際のミスが原因と判明。リヤタイヤ担当メカと検証を 行い再発防止を図った。しかしこのトラブルによりメカニック全員に確実な整備といった意識が芽生えたようだ。 クイックシステムを持たない不利な条件ながら、他に負けない交換時間でライダーの走りをバックアップしたいという思いが どこかで焦りを産み、ミスに結びついていたのだ。メカニックたちに冷静さが戻った瞬間であった。


エンジントラブル、転倒、整備ミス・・・膿を出しきり決勝を迎えた。
11時30分、8時間耐久のスタートが切られた。右足をかばいながらマシンに駆け寄った藤田は少し出遅れたもののオープニング ラップを15番手で通過。さらにポジションをあげ13番手に浮上。目の前にはエヴァンゲリオンレーシングの出口選手。 藤田は無理をせず出口選手の後方で2分11秒台で周回を重ねてゆく。そして予定通り20周で1回目のピットインして田村選手に バトンタッチ。確実なピット作業でマシンを送り出す。

ピットインした藤田の燃費が予定よりも良いデータだったが、序盤で無理をする必要もなく、田村選手には予定通り22周でピット インのサインを送る。一時は30番手近くまで落とした順位を少しずつ回復して23番手で再び藤田にバトンタッチ。田村選手の走行 でも燃費データの向上を確認したチームはこの後からの周回数を増やし、セーフティーカーの導入などにより時間が伸びた時にピッ ト回数を減らせる可能性に向けチャレンジを開始。藤田、田村と予定周回数をこなし木村選手にバトンタッチ。

初の8耐走行となる木村選手の負担を減らすため走行時間を短めに設定したが、そのような心配は不要とばかりに自己ベスト付近のタイムで周回を重ね る木村選手。それでもチームはリスクを避け予定通りのピット作戦を実施。藤田が3本目の走行を開始した。時刻は4時間を過ぎ、 周回も100周を超えてきたがまだ半分である。ノートラブル、ノークラッシュで周回を重ねるTEAMJP DOGFIGHTは他車の脱落も 有り、徐々に順位を上げてゆく。終盤に入り4回目の走行を終えた藤田の右足は限界ギリギリの様子。藤田の回復を信じながらも バックアップに木村選手がツナギに着替えて臨戦態勢でレース展開を見守る。

バトンを受けた田村選手が夕闇迫る走行を開始して暫くすると、ライトオンの指示が出される。そしてこの頃に天候が変化し始める。 強い雨雲が接近し、19時過ぎには雨が降りはじめる予報。チームは雨が降り始めると同時に最後のピットインでレインタイヤに変更 して藤田で逃げ切る作戦を立てるが、中々雨が落ちてこない。燃費ギリギリまで田村選手を引っ張りピットインを遅らせると、西コー スから雨が降り出し一気にコース上はフルウエットに変わってゆく。次々と想定外のピットインをする他のチームをよそ目にベストな タイミングでピットに帰ってきた田村選手から最後のバトンを受けた藤田がレインタイヤに履き替えたマシンでコースイン。

ポジションは17番手に上がり、雨が得意な藤田は夜間走行でも他よりも速いペースで周回を重ね後続を引き離してゆく。そして迎えた チェッカー。目標の200周を超える201周を記録して17番手でゴール。ヤマハ車両3番手の成績で初挑戦の鈴鹿のレースを終えました。



レース画像のタイムラインはこちら
https://www.facebook.com/dogfightracing/photos_albums


ご支援、ご声援ありがとうございました。