ライダー:藤田 拓哉
クラス:GP250
2009′ 9/27 全日本選手権 第5戦 岡山国際
☆ライダーコメント☆
少ない練習のなか金曜日に1分34秒台を入れることに成功し、予選では1分33秒台を目標に準備を整え金曜日を終えました。
土曜日・予選が始まりました。
予選では最初にフロント・リヤ共ミディアムコンパウンドのタイヤでまず行きました。
タイムは1分34.5しか最初はでませんでした。
しかしそこでソフトコンパウンドのフレッシュタイヤに履き替え2回目のアタックをしました。が、自分の技術のなさでタイムを出せずにいました。しかし監督もメカニックさんも焦りが全くなく冷静だったので、僕も冷静に行こうと思い、もう一度タイヤをはきかえて最後のタイムアタックに行きました。
タイムは1分34.3の自己ベストをマークして4位で予選を終えました。
自分としては予選で1分33秒台を入れたかったんですが無理でした。
そして決勝に向けてのセットアップをして土曜日を終えました。
日曜日・決勝の日になりました。
朝のフリー走行ではいい感じの感触をつかんでくることができました。
そして決勝!
スタートのシグナルが変わった瞬間に自分のクラッチをなはすタイミングとバイクの回転数が合わなくてスタートを失敗してしまい8番手まで順位を落としてしまいました。
しかし焦らないで前を追いかけて行こうと思い追いかけました。
2周目には4番手まで上がりましたが、その2周の間に3位との差が開いてしまっていた為、単独走行になってしまいました。
そして僕は目標だった1分33秒台に入れるためにアタックをしました。
11周目に1分34.087と言うタイムが出たんですが、そのあとのタイムが伸びずそこでチェッカーで4位でした。
僕をサポートして下さっているスポンサー様、チームスタッフ、応援して下さっているファンのみなさま、本当にありがとうございます。
3戦全部4番手ばっかりなので、次戦茂木では絶対に表彰台にのるので、またご迷惑をお掛けするかと思いますがよろしくお願いします。
3週間全力で駆け抜けて行きます!!
Archive for 9月, 2009
全日本選手権 第5戦 岡山国際 ライダーコメント・藤田拓哉
月曜日, 9月 28th, 20092009′ 9/27 全日本選手権 第5戦 岡山国際 総括
日曜日, 9月 27th, 20092りんかんRT&DOG FIGHT R
■レース結果報告
藤田拓哉全日本選手権・岡山大会・4位を獲得!
2009年全日本選手権第5戦が9月27日・岡山国際サーキットで開催。
そのレース結果をご報告致します
イベント名 全日本選手権 第5戦
日時・場所 2009年9月27日・岡山国際サーキット
観客動員数 9,500人
レース結果
GP250 藤田拓哉 予選 4位 決勝 4位
GP250・藤田拓哉
全日本選手権への参戦を始めて3戦目となる藤田。初走行となる岡山国際サーキットはこれまでの筑波・菅生のように走行経験があり、事前に充分な走り込みが出来たコースと違い、藤田の真価が問われる大会となりました。
2週間前に開催された事前テストに参加した藤田は、初走行で37秒台を記録し順調な滑り出しを見せた。2日目のテストに入り午前の走行で更にタイムを短縮し36秒台にペースを上げた藤田は少しずつコース攻略の糸口を掴みだしたようだった。しかし午後の走行でエンジントラブルにより走行を中断。更なるタイム短縮は3日目に持ち越しとなった。
タイヤメーカー合同テストとなった3日目の走行。藤田は前日の遅れを取り戻そうとコースに出てゆく。しかしその焦りが転倒を招く結果となってしまった。一気にペースを上げた藤田は5周目の最終コーナーで勢い余ってアウト側ゼブラを飛び越えてしまい転倒。頭を強打し、マシンも大破させてしまった。
引上げてきたマシンを修復し午後の走行に向け整備が進められる傍らで藤田は横たわり休息を取っていた。チームは午後の走行のキャンセルも考えたが藤田の強い要望により走行を許可。最後のテスト走行に臨んだ。
車体のセットを変更しながら徐々にタイムを上げてゆくが、路面状況が悪く、グリップ不足と走行ラインによって跳ねてしまうコースの攻略に手こずりながらも35秒台にまでタイムを詰め3日間のテストを終えた。
レースウイークに入り走行に臨む藤田。
実は事前テストで最後に走った記憶があいまいな様子。
頭を強打した影響でぼんやりした記憶しか残っていないという・・・。
そんな状況で迎えた公式練習。
午前の走行で35秒代、午後の走行で34秒台と着実にタイムを詰め上位との差を詰めてゆく。上位陣がグリップ不足を訴える中、経験の浅い藤田はそんな事をあまり問題としないようにセッションごとにタイムを詰めて行っている。
翌日は晴天となり上々のコンディションの中迎えた公式予選。45分1回のみの予選で藤田は序盤で34秒4の自己ベストを記録。更なるタイムアップに向けリヤタイヤをソフトコンパウンドに変更してタイムアタックに出るが思うようにタイムが上がらない。藤田の課題であるペースアップに時間が掛かりすぎる点である。
「リヤタイヤのグリップが上がる事によるマシンバランスの変化に対する対応と一気にペースを上げる集中力」これを身につけなければ上位は見えてこない。ロードレースデビュー2年目の藤田には酷な課題だが、乗り越えようと必死になっている。チームは再び藤田をピットインさせリヤタイヤをフレッシュに交換して最後のタイムアタックに送り出す。
これに応えるように3周目に自己ベストを更新して行く藤田。3つのセクターで分けられた岡山国際サーキットでセクター1、セクター2と自己ベストを更新。目標の33秒台を掴みかける走りだ。しかし最後のセクター3でベストを更新できず34秒302の自己ベストで予選を終えた。
結果はこれまでと同じ4番手だったが、上位陣が前日のタイムを更新できない路面状況の中、一人前日のタイムを更新した藤田。菅生のときにあったトップとの差が2秒15。今回岡山では1秒27まで差を詰める事が出来たのは初コースでのトライとしては上出来であり、藤田の潜在能力の高さを伺わせる物であった。
公式予選終了後のミーティングでデータを分析すると、セクター2(コース中盤)はトップと変わらぬタイムで走れている。問題は最終コーナーと第1コーナー。この2箇所の攻略が進めばセクタ-1、セクター3のタイムを詰める事が出来、目標の33秒台を記録できる。そして上位陣に喰らい付く事が出来るのである。
決勝朝のフリー走行。引き続き晴天に恵まれたサーキットで走行が開始された。路面温度は30度を超え上々のコンディション。藤田はマシン状態を確認しながらも自己ベストに近い34秒5のタイムを記録し走行を終える。手ごたえは充分に有った。そして迎えた決勝。夕方最後のレースとなったGP250クラスは曇り空の下スタートがスタートが切られた。
筑波・菅生と見事なスタートを見せていた藤田だが、なんとスタートミス。一気に8番手付近まで順位を落としてしまう。それでも3周目には34秒台にいれポジションを4番手に回復し前を追うが上位3台は遠く離れてしまい単独走行となってしまった。藤田よりも速いペースで逃げる上位陣。藤田はココから目標の33秒台に向け一人ペースを上げてゆく。
11週目には34秒0と33秒台突入にあと一歩のところに迫るがどうしても壁を打ち破る事が出来ない。前後共に10秒以上の差を持った単独走行のまま周回を重ね、そのままレース終盤を迎え4番手でチェッカーをくぐった。
地方選手権でも活躍中!
同日茂木で開催されておりましたスーパープロダクションクラスに参戦した佐々木選手&2009-YZFR1が、5年ぶりとなるコースレコードを樹立。1分58秒857のタイムは従来のレコード(2分00秒115)を1秒以上短縮する驚異的タイムを樹立。決勝もポールトゥーウインで圧勝を飾りました。
またその1週間前に開催されました菅生選手権・ST600クラスに於いて、阿久津選手&2009-YZFR6が優勝。ヤマハ車に乗り換えて今季初優勝を飾りました。
藤田の活躍にチーム員も奮起しており、良い雰囲気とライバル意識が芽生えてきております。 後半戦、そして来期が楽しみになってまいりました。
DOG FIGHT RACING の次回のレースは、10月18日の全日本選手権・茂木大会となります。 引き続き応援いただけますよう、宜しくお願いいたします。
ドッグファイトレーシング
代表 室井 秀明