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2013′ 8/25 全日本選手権 第6戦 SUGO 総括

火曜日, 8月 27th, 2013

DOGFIGHTR
レース結果報告
2013年 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ 第6戦


全日本選手権の第6戦が宮城県・菅生サーキットで開催されました。
今回はセミ耐久という試みで開催されました。
全日本選手権の活性化や観客動員数増加に向け企画されたものですが、
いかんせん鈴鹿8時間耐久直後という事もあり参加台数は20台エントリー、出走は19台と寂しい数字となってしまいましたが、 レースの中身は通常と違った展開や最終ラップまでもつれ込んだトップバトルに大いに盛り上がっておりました。そのレース結果をご報告致します



イベント名 全日本選手権 第6戦
日時・場所 2013年8月25日・スポーツランド
SUGOレース結果


JSB1000 #33  藤田 拓哉  予選  8位  決勝 6位
JSB1000 #83  中沢 孝之  予選  18位  決勝13位

公式練習


ウイーク初日は真夏日から一気に曇の天候に変化して気温も27度くらい。曇り空のため路面温度も40度に届かない涼しいコンディションで始まりました。ドライコンディションながら、時折小雨が落ちる不安定な展開です。 事前テストよりも前傾姿勢を強めた車体でコースインした藤田は中須賀選手の背後を追走しながらセットアップの確認を行い、旋回性の向上を確認する事が出来ましたが、さらに前傾姿勢を進めたセットを試みるとこれは行きすぎたようで逆にプッシュアンダーが出始めてしまいました。

車体と共に確認を進めていたタイヤ選択ですが、事前テストよりも路面温度が大きく下がってしまったのでタイヤコンパウンドももう一度ソフトなものからテスト。路面温度は35度くらいと低かったので柔らかめのコンパウンドがマッチするのでは、との予想に反して硬めのコンパウンドでも十分機能することが確認できたのは収穫でした。

今回はセミ耐久。タイヤ交換をするかどうかはラップタイムの落ち込みにより左右されます。事前テストの路面温度ではなんとか走りきれそうでしたが、ここまで路面温度が下がってくると耐久性はどうしても悪くなります。 車体の方向はだいぶまとまってきましたが、午前中に引き続きロングランを行ったタイヤは終盤に跳ねが出始めてしまいました。やはり路面温度が低すぎるせいでリヤタイヤのグリップ不足から20周を過ぎたくらいから問題が出るようです。これでは無交換は厳しそう。日曜日の予報は晴れるようなのでもう少し路面温度が上がってくれれば良いのだが・・・。微妙な週末の天候に頭を悩ませながら初日を終えました。




公式予選


セットアップがかたまり後はライダー次第といった状況まで持ってくることができました。
朝方まで小雨が落ちており、明け方の路面はウエット。それでもJSBの予選は午後からのため、晴れ間が出たコース上はドライコンディションに変わり、各クラス問題なく予選が行われていきました。真っ先にコースインした藤田は3周目に自己ベストを更新。先ずは目標の29秒台に突入。セットの微調整を行い確認周回をこなしたあとラスト15分で2セット目を投入。最後のアタックに入りましたがこのアタックではベスト更新とはいきませんでした。それでも狙って29秒台では周回できる確認ができ、レース序盤に向けまた一歩セットを詰めることができました。

JSB1000に参戦して4度目の菅生大会。参戦初年度に30秒代を記録してからなかなか越えられなかった30秒の壁を今回の予選で漸く越えることができました。JSBにとって29秒代はまだまだスタートライン。ここから

が本当に厳しい戦いになるがやっとスタートラインに立てたと思います。なにより今回は誰かに引っ張られて出したタイムではなく、走りを組み立てて狙って出すことが出来るようになった事が大きな収穫でした。 藤田は深いバンクと速いコーナーリングが得意ですが、時としてそれが災いとなり転倒やタイムロスをしてしまっていました。これまでも何度も走りの修正を試みてきましたがなかなか思うように行きませんでしたが、今回の菅生で自分をコントロールして壁を越えることができました。(ほんの少しだが・・・)。
まだまだ未完成ですが貴重なレースウイークとなったのは確かです。


決勝


初の試みとなった決勝レース。予選タイムで29秒を記録したとはいえ、総合8番手。上位との差は明確でした。。またピット作業でのタイヤ交換においてもファクトリー勢に対して遅れをとっている厳しい現実もある中で、リスクを最小限にするためにとった作戦はタイヤ無交換。藤田はこの作戦に対しライダーとして勝負したい気持ちを抑え、レース序盤13周まで我慢の展開を決めていた。そして残り30周を安定したラップを刻み上位陣の崩れる隙を狙ってポジションアップを狙うことに気持ちを切り替えていました。

スタートは上々で5番手で第一コーナーに飛び込む。その1周目に早くも波乱が起きる。前を走る加賀山選手がSPコーナーで転倒。藤田は一瞬「このまま上位と勝負を・・・との思いが頭をよぎった」と伝えてくれましたが、それでも冷静に当初の作戦を実行することに徹してくれました。その言葉通り13周を過ぎたところからペースアップをした藤田は中盤から終盤にかけて30秒代後半から31秒前半で周回を重ね、ペースの落ちてきた、前をゆく渡辺選手や山口選手との差を少しづつ詰める展開になってきました。 中盤を過ぎ、22周目に先ず渡辺選手がピットイン、続いて28周目に山口選手ががピットインし藤田は5番手に浮上。更にコースアウトで大きくタイムロスをした柳川選手のピットインの間に4番手に浮上し、29周目からピットインする35周目までそのポジションを守りピットイン。予定通り給油のみでコースに復帰しました。

眼前の敵は山口&伊藤組。山口選手がピットインする時点での藤田との差は約30秒。その後30秒代で周回を重ねた藤田はピットインから復帰した時点で伊藤選手と14秒後方までその差を詰めていた。残り周回では挽回は難しいがそれでもプッシュを続ける藤田。一方藤田より1秒近く遅いペースの伊藤選手は背後に迫る藤田の存在を意識したのかラスト3周のところで転倒。これにより藤田は6番手に浮上。そのままチェッカーを潜り抜けました。





もう一人のファイター中沢選手


さて、忘れてはいけません。ドッグファイトのもう一人のファイター中沢選手です。
開幕戦茂木もきっちりとポイントゲットした中沢選手が今回のセミ耐久にも参戦。中沢選手のマシンは当社の市販コンプリートをベースとしたスタンダードマシン。前後サスペンションやブレーキ、そしてホイールまでスタンダードでストック1000と言ってもいい状態のマシンです。このマシンで並み居るJSBマシンを敵に回して今回も13番手で見事完走。レースウイークも短期間でマシンをまとめ、自己ベストを大幅に更新する走りはまさに職人!。

走行後もケロッとしていて元気満々。気持ちは早くも最終戦鈴鹿のようです。 目指す目標がしっかりしていればお金を掛けなくてもしっかりと戦える。そんなファイター中沢に拍手でした!

チーム&ライダーの持てる力を出し切って勝ち取った入賞&ポイントゲットでした。ご支援、ご声援を戴きました皆様。激励に駆け付けて頂いたファンや仲間たち。そしてチームを支えて頂いているパートナー企業の皆様に 感謝申し上げます。
そして初の試みとなったセミ耐久を支えて頂いたオフィシャルの皆様にも改めて感謝申し上げます。


レース画像のタイムラインはこちら
https://www.facebook.com/dogfightracing/photos_albums


ご支援、ご声援ありがとうございました。

ドッグファイトレーシング
代表 室井 秀明


鈴鹿8時間耐久 決勝201周を走り切り17位完走

水曜日, 8月 7th, 2013

DOGFIGHTR
レース結果報告
鈴鹿8時間耐久 決勝201周を走り切り17位完走


藤田が18歳となり迎えた鈴鹿8時間耐久レース。
ライダーにとってもチームにとっても初挑戦となったレースそのレース結果をご報告致します

イベント名 FIM世界耐久選第2戦 鈴鹿8時間耐久ロードレース
日時・場所 2013年7月28・鈴鹿サーキット
観   客 10.9000人(4日間)、決勝日6,1000人

レース結果


EWC  #83  TEAMJP DOG FIGHT RACING・YAMAHA (藤田 / 木村 / 田村)
予選13位  決勝 17位(201周)

プロローグ


藤田がJSB1000に参戦を開始した15歳の時から3年が経ち、ようやく18歳となり鈴鹿8時間耐久の参戦が叶いました。 藤田の参戦はかねてからの計画ではありましたが、実際に参戦に漕ぎ着けることができたのは、今回のパートナーであるTEAMJPとの コラボがあったからです。

アジアを中心にレース参戦支援や、若手育成に熱心な活動を見せるTEAM JPとの出会いは2010年に遡り ますが、TEAMJPのオーナー兼ライダーである木村選手との出会いから始まり、中国でのレース参戦を通し親交を深め、そしてアジア の海外ライダーと共に鈴鹿8時間耐久に参戦する計画が始まりました。

今年は予定をしていた中国人ライダーや、その代役として予定 した外国人ライダーのスケジュール調整がうまくいかず、海外とのジョイントは出来ませんでしたが、若手育成、そして今後に向けた チームの経験値アップのために、藤田と木村選手、そして急遽抜擢した田村選手の3名で鈴鹿8時間耐久レースにチャレンジすること となりました。


事前テスト


JSB1000で成長を見せている藤田は事前テストから常にトップテンに入る走りを見せており、予選での上位進出の夢は 大きく膨らんで行きました。今回からPCメカに田中氏を迎え、自己ベスト更新に向け徹底的に走りを解析してもらい、その甲斐あって 徐々にマシン&ライダーのセットアップも進み、順調な仕上がりを見せておりましたが、2回目の公開テスト初日に130Rで転倒。 藤田は右足の膝を痛めてしまいました。

当初は骨折や靭帯断裂なども心配されましたが、大事には至らず、強度の打撲と診断され、 2日目のテストをキャンセルして、レースウイークまで回復を待つことになりました。

第2ライダーを務める木村選手は、一昨年に負った怪我からの復帰戦となる8耐チャレンジですが、初めての鈴鹿、初めてのヤマハ マシン、そして初めての16.5インチタイヤと初めてづくしの中テストがスタート。初ライドで2分25秒を記録し、そこから徐々に 走りを修正し、2回のテストでベストタイム2分21秒まで更新することができました。しかし木村選手は今年50歳。また1年以上 レースから離れていたため真夏の鈴鹿での連続走行に体力的な負担が心配されました。

そして第3ライダーには全日本選手権・JSB1000に参戦しており、第2戦の鈴鹿で転倒を喫しケガから回復した田村選手が 参加。普段乗るスズキのマシンとの違いや、16.5インチタイヤへの適応に手こずりながらも徐々に走りをアジャストして ペースを上げてくる所はベテランならではの安心感があります。最後は決勝を想定した燃料満タン仕様でセットアップを行い、 2分18秒のアベレージ周回を重ねてテストを締めくくってくれました。


レースウイーク


レースウイークに入り、初日の午前中に受付と車検を終えたが、ここで最初のトラブルが発覚。暖機を始めたマシンからオイルが漏れ てきたのである。オイルポンプ部の損傷のようで急遽エンジン修復に取り掛かり何とか走行に間に合わすことができました。 怪我の回復が心配された藤田が最初に乗車すると、様子見の確認走行ながら12秒795を記録して総合13番手とフィーリングは良好で、 前回テストで仕上げたデータでマシンはうまくまとまっているようでした。

続いて乗車した田村選手が18秒645。木村選手が21秒745とほぼ自己ベストに近いタイムで走行。初日の乗り出しとしては上々の 滑り出しであった。午後の走行も全員がタイムをあげ、藤田が記録した11秒398のタイムで初日の総合順位を12番手で終えた。


公式予選


藤田の足の怪我の回復は100%とはいかず、全力でアタックできるレベルには回復していない。8分の力で走ってもアタックは数周が 限界でロングランには不安を隠すことができない。予選前のフリー走行も軽く流す程度にとどめて公式予選に臨む事となりました。 公式予選は藤田、田村、木村の順で出走する。

路面温度や天候を見て出走順を決めるが、第1ライダーの2回目の予選時間は15時と なるため、午前中の1回目の予選が勝負。逆に第3ライダーは2回目の走行時間が17時となるため路面温度も下がりタイムが出やす いコンディションとなるが、夕方付近の天候が不安定なため、藤田を第1ライダーのままで行く事に決めました。

怪我によりワンアタックが限界の藤田はコースインして3周目に各区間でベストタイムを記録。2分9秒台に突入して総合7番手に 浮上する。その後3台のマシンがタイムをあげ藤田のタイムは10番手に下がり予選終了時刻が迫ってきた。このままいけばトップ テンに残れるところだったが最後の最後に玉田選手が9秒代に飛び込んできて11番手に押し出されてしまった。それでも目標の 10秒の壁をワンアタックで越えることができた藤田にとって収穫は充分にありました。

続く田村選手。こちらも好調で2周目に自己ベストを更新する2分17秒台に突入。更にペースを上げて行くが、なんとデグナー コーナー1個目で転倒を喫してしまう。ライダーに大事はなかったが、マシンは激しく損傷し、修復に時間が掛かりそうな状況の為、 木村選手は1回目の予選をスペアマシンで走ることとなってしまった。

2回目の予選に向けマシンの修復を進めるが、損傷が激しく整備に時間がかかる。それでもなんとか2本目の走行に間に合わす事が 出来、再び藤田から順に2回目の予選を開始。 路面温度の上昇や、転倒によるマシンのダメージにより完調とはいかないマシンと判断した藤田は、タイムアタックを諦め決勝に向け たセットアップに頭を切り替え走行を続ける。

田村選手も2回目の走行は序盤慎重な走りに徹するが、それでも予選終了間際に17秒3の自己ベストを記録。転倒に慌てることなく しっかりとライディングを整えてきた。そして最後のタイムアタックとなった木村選手。3周目に一気にペースを上げ自己ベストを 一気に短縮する19秒代に突入。その後も20秒代のアベレージで安定して走行し、順調な仕上がりを見せてくれた。

公式予選は1回目を終えた時点では11番手だったが、やはり夕方の走行で2チームがタイムを伸ばし、総合13番手となった。 しかし上位はファクトリー系マシンばかりで、プライペーター勢としてはBMWの酒井選手に次ぐ2番手の堂々たるタイムである。


決勝前日


決勝前日のフリー走行では、満タン状態のマシンで最後の確認走行を3名のライダーが各々走行。大きな問題もなく翌日の決勝に 備えることとなった。しかしメカニックたちはここからが本番。決勝に向け最終準備とタイヤ交換、給油といったピット作業の 最終練習が行われた。

今回の参戦に当たりマシンは普段全日本選手権に参戦するマシンをそのまま持ち込み、タンクのみ24リットルの大型タンクに変更 しただけの当チームのマシンは、タイヤ交換にクイックシステムを持たない状態。フロントフェンダーやリヤブレーキを脱着する ノーマルシステムは大きなタイムロスを覚悟しなければならないが、アイデアと努力でメカニックたちはその作業時間を詰め、 タイヤ交換と給油作業で30秒を切る早業を見せてくれた。ファクトリー勢の中には全ての作業をその半分で終えるところもあるが、 一般的なチームに引けを取らない速さである。決勝に向けた準備は整った。

一方ライダーのアベレージタイムや、前述のピット作業の時間から全体のタイムスケジュール管理や、ライダー交代のシュミレー ションは続く。天気の急変やセーフティーカーが入った場合の対応、そのような状況の中で最も多くの周回を周り、現状の力を 出し切る事が出来るプランを練上げる。目標はノートラブル、ノークラッシュ、そして200ラップ超えの完走である。 そのためのプランは藤田が5走行、田村が4走行、木村が1走行の合計10スティント。9回ピットと多分最多のピット回数となる 作戦を選択した。


またこの日はピットウォークやライダートークショーなどが
開催され藤田は多くのファンからサインや声援を頂きパワーを充電していた


決勝レース


迎えた決勝。朝のフリー走行が始まり藤田が順調にタイムを刻んで予定の周回で帰ってくる。本番に向けた最後の予行練習として タイヤ交換、給油を終えてライダー交代して田村選手がコースインする。しかし田村選手のペースがおかしい。次の周にピットイン した田村選手だがピットロード途中でマシンを止めてしまう。なんとリヤアクスル付近が破損してタイヤがロックしてしまったのだ。 急ぎマシンをピットに戻し修復を行い木村選手にバトンをつなぐ事ができた。木村選手は順調なタイムで周回しておりマシンの 問題は解消したが、問題はトラブルの原因だ。これが決勝中に再発したら完走どころではなくなる。

破損した部品を点検すると、その原因が部品の不具合ではなくタイヤ交換の際のミスが原因と判明。リヤタイヤ担当メカと検証を 行い再発防止を図った。しかしこのトラブルによりメカニック全員に確実な整備といった意識が芽生えたようだ。 クイックシステムを持たない不利な条件ながら、他に負けない交換時間でライダーの走りをバックアップしたいという思いが どこかで焦りを産み、ミスに結びついていたのだ。メカニックたちに冷静さが戻った瞬間であった。


エンジントラブル、転倒、整備ミス・・・膿を出しきり決勝を迎えた。
11時30分、8時間耐久のスタートが切られた。右足をかばいながらマシンに駆け寄った藤田は少し出遅れたもののオープニング ラップを15番手で通過。さらにポジションをあげ13番手に浮上。目の前にはエヴァンゲリオンレーシングの出口選手。 藤田は無理をせず出口選手の後方で2分11秒台で周回を重ねてゆく。そして予定通り20周で1回目のピットインして田村選手に バトンタッチ。確実なピット作業でマシンを送り出す。

ピットインした藤田の燃費が予定よりも良いデータだったが、序盤で無理をする必要もなく、田村選手には予定通り22周でピット インのサインを送る。一時は30番手近くまで落とした順位を少しずつ回復して23番手で再び藤田にバトンタッチ。田村選手の走行 でも燃費データの向上を確認したチームはこの後からの周回数を増やし、セーフティーカーの導入などにより時間が伸びた時にピッ ト回数を減らせる可能性に向けチャレンジを開始。藤田、田村と予定周回数をこなし木村選手にバトンタッチ。

初の8耐走行となる木村選手の負担を減らすため走行時間を短めに設定したが、そのような心配は不要とばかりに自己ベスト付近のタイムで周回を重ね る木村選手。それでもチームはリスクを避け予定通りのピット作戦を実施。藤田が3本目の走行を開始した。時刻は4時間を過ぎ、 周回も100周を超えてきたがまだ半分である。ノートラブル、ノークラッシュで周回を重ねるTEAMJP DOGFIGHTは他車の脱落も 有り、徐々に順位を上げてゆく。終盤に入り4回目の走行を終えた藤田の右足は限界ギリギリの様子。藤田の回復を信じながらも バックアップに木村選手がツナギに着替えて臨戦態勢でレース展開を見守る。

バトンを受けた田村選手が夕闇迫る走行を開始して暫くすると、ライトオンの指示が出される。そしてこの頃に天候が変化し始める。 強い雨雲が接近し、19時過ぎには雨が降りはじめる予報。チームは雨が降り始めると同時に最後のピットインでレインタイヤに変更 して藤田で逃げ切る作戦を立てるが、中々雨が落ちてこない。燃費ギリギリまで田村選手を引っ張りピットインを遅らせると、西コー スから雨が降り出し一気にコース上はフルウエットに変わってゆく。次々と想定外のピットインをする他のチームをよそ目にベストな タイミングでピットに帰ってきた田村選手から最後のバトンを受けた藤田がレインタイヤに履き替えたマシンでコースイン。

ポジションは17番手に上がり、雨が得意な藤田は夜間走行でも他よりも速いペースで周回を重ね後続を引き離してゆく。そして迎えた チェッカー。目標の200周を超える201周を記録して17番手でゴール。ヤマハ車両3番手の成績で初挑戦の鈴鹿のレースを終えました。



レース画像のタイムラインはこちら
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ご支援、ご声援ありがとうございました。

DFR サーキット走行会in スポーツランド菅生

水曜日, 7月 17th, 2013

Dog Fight Racing サーキット走行会in スポーツランド菅生


ドッグファイトレーシングでは8月開催の全日本選手権菅生大会に向け、走行会を開催いたします。

国際A級を対象にした少人数制の走行会の為参加台数は僅かですが、
サーキットライセンスのない方にもリーズナブルな価格で御提供させて頂きます。
全日本に向け有効にご活用ください。

詳細はこちらの資料をご覧ください。

●開催日時:2013年8月18日(日)(走行10:00~11:00、12:00~13:00)
●開催場所:スポーツランド菅生 (宮城県柴田郡村田町菅生6-1)
●走行時間:60分枠×2回
●募集定員:50台予定 (1枠25台×2)※先着申込順

お問合せ先


ドッグファイトレーシング・走行会事務局
TEL 047-703-3030

< お申込用紙ダウンロード >

2013FIM 鈴鹿8時間耐久ロードレース参戦決定!

木曜日, 7月 11th, 2013

2013FIM 世界耐久選手権シリーズ第2戦
“コカ・コーラゼロ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース参戦決定!

「 TEAMJP DOGFIGHTR YAMAHA 」



ドッグファイトレーシングは2013年7月に開催される2013FIM世界耐久選手権シリーズ
第2戦 ”コカ・コーラゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレースに、同チームで今季
JSB1000クラスに参戦中の藤田拓哉を起用して参戦する体制が固まりましたので
ご報告いたします。

当チームの活動趣旨である若手の育成及びロードレースの底辺拡大というテーマに対し、アジア を中心に活動するTEAM JPを率いる木村泰善氏とのジョイントにより参戦が実現しました。 そしてキャリア豊富で、ハード・ソフトにわたり精通したベテランライダー田村武士を迎え鈴鹿の夏を走り抜けます。

概 要


参戦レース  2013FIM世界耐久選手権シリーズ第2戦
       ”コカ・コーラゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレース
参戦日程   2013年7月24~28日
参戦クラス  EWC
参戦ライダー 藤田拓哉(18)・木村泰善(50)・田村武士(37)
参戦マシン  YAMAHA・YZF-R1(2012年型)
パートナー  TEAM JP (JAPAN PLANNING)
エントリー名 「 TEAMJP DOGFIGHTR YAMAHA 」

ライダー・一言コメント


藤田選手「初めて経験する耐久レースで大きな経験を得る!」
木村選手「50歳という年齢でもまだまだ勝負するんだ!」
田村選手「何度体験しても忘れられないあの感動をもう一度!」

3名それぞれに熱い思いを抱いて鈴鹿の夏にチャレンジいたします。
多くのご協力と、ご支援により実現した8耐参戦。アジアの懸け橋として来期は中国人ライダーとのコラボなどの計画も視野に入れた活動の初年度がスタートします。
戴いたチャンスを生かし、この経験を糧とできるよう精進してまいります。

お問合せ先


〒271-0061  千葉県松戸市栄町西4-1195-4
TEL047-703-3030 / FAX047-308-1122
株式会社ドッグファイトレーシング
代表 室井 秀明


2008′ 10/5 全日本(最終戦) 第6戦 岡山国際 総括

日曜日, 10月 5th, 2008
■レース結果報告
全日本選手権・最終戦、岡山大会、伊藤勇樹8位。ランキング9位決定!

世界グランプリから1週間のハードスケジュールで迎えた全日本選手権・最終戦、
岡山国際サーキットで開催されたレース結果をご報告致します

イベント名 全日本選手権(最終戦) 第6戦
日時・場所 2008年10月5日・岡山国際サーキット

レース結果


GP250  伊藤勇樹  予選 9位  決勝 8位

GP250・伊藤勇樹


今年の岡山は事前練習に時間をとることが出来ず、2週間前のタイヤメーカーテストのみでレースウイークを迎えた伊藤。その事前テストでは35秒前半までしかタイムを伸ばすことが出来ず、目標タイムの32秒台に向けて課題を残した状態で世界グランプリを経て岡山入りした。

ウイーク初日の金曜日は天候にも恵まれ、午前、午後の2回のセッションを走行。伊藤は1回目1分36秒106で10番手、2回目は1分35秒254で9番手となり、初日目標の34秒台に惜しくも届かない。岡山のコースは3つのセクターに分かれてタイムを表示されるが、伊藤は上位陣に対し特にセクター2と呼ばれる区間(S字からダブルヘアピン)で1秒以上のタイム差があり、特にヘアピンコーナーのような曲がりこんだコーナーで大きく引き離されてしまう傾向がある。

この区間タイムを詰めるためサスセットは徐々にリヤのセットを固める方向に変更。更に走行ラインのアレンジを試みるが大きな手応えを得るまでには至らない。それでも区間タイムの開きを僅かづつだが詰めてきており、公式予選で更なるタイムアップを目指す。

翌日の土曜日も秋晴れの中公式予選が行なわれた。前日から更に前後のサスセットをハードな方向にセットした伊藤は、35秒台前半のタイムを記録したところでピットインし、車高を上げて再びタイムアタックに出る。しかしこの変更は裏目に出てしまいフロントのハネを誘発しタイムを詰めることができない。再びピットインした伊藤は車高を戻し、僅かにフロントサスのイニシャルを抜いて最後のアタックに出てゆく。

微細な変更だがフィーリングが向上した伊藤は35秒前半にペースアップ、そして34秒台に入り更にペースを上げてゆくが、ここから数周クリアラップをとれずに時間が経過して行く。いよいよ最終ラップとなったとき、後方から来た宇井選手にバックストレートで交わされその後方につくチャンスが来たが、コントロールラインを通過したときには惜しくも時間切れでチェッカーとなってしまった。この最終ラップで伊藤は宇井選手がヘアピンコーナーでオーバーランし自分も同じラインを通過してしまったとコメントしてきた。

実はこのときの区間タイムは自己ベストを記録しており、結果的に加速しやすい走行ラインだったことを確認した。伊藤にとってオーバーランと思える走行ラインが理想的な走行ラインでありそれを発見することが出来たのである。

問題点はあるもののこの走行ラインを自分のものにするために、翌日の朝のフリー走行に向け準備を進める。

決勝日朝、残念ながら天気予報よりも早く雨が降り出し、朝のフリー走行は各クラスともウエットコンディションでの走行となった。このフリー走行で伊藤はなんと1周目のダブルヘアピン立上がりで転倒を喫してしまう。それでもすぐにマシンを起こし走行を続けるがヘルメットのスクリーンが外れてしまいピットイン。マシンを修復し、サスセットを変更して再びコースインするがすぐにチェッカーが出されてしまいフリー走行を終える事となった。

午後からの決勝は小雨が降り続ける中、定刻の15時50分に15周のレースがスタートした。 無難なスタートを決めた伊藤はオープニングラップを10番手で通過。

トップは富沢、これを追いかける宇井がオープニングラップに転倒。さらに宇井の転倒で2番手に上がった及川も2周目に転倒と波乱の展開となった。伊藤は8番手争いの集団でレース序盤を消化。5周目に集団を抜け出した伊藤は前を行く濱本に迫ってゆく。レース中盤、濱本との距離は一進一退を繰り返しながら徐々にその差を詰めてゆく。しかし一度は目前まで迫ったその距離だったがレース終盤にかけて今度は逆に徐々に濱本に離されてしまう。

懸命な追い上げも及ばず伊藤はそのままの順位でチェッカーをくぐり最終戦を終えた。

今大会を持って全日本選手権の全日程は終了。

伊藤勇樹は合計43ポイントでランキング9位が確定した。

GP250クラスへの参戦3年目としては更なる飛躍を期待していたものの不満の残る結果となってしまった。今期は序盤の流れをもっとも得意なオートポリスで断ち切ってしまい結果的にランキングを含め不本意なシーズンとなってしまったが、そのような状況の中でも各コースで自己ベストを更新し、オートポリスでは表彰台をしっかりと射程距離に捉えることが出来るまでに成長。

また苦手な雨でも大きくタイムを崩すこと無くまとめることが出来るようになり、確実に走りのレベルを高めてきている。世界グランプリの初参戦も結果としては惨敗に終わったものの、世界の走りを間近にした経験は全日本では得ることが出来ない貴重な時間であり、世界の走りとの差を知り、走りのきっかけを掴むヒントを得ることが出きた。

16歳の伊藤にとっては中身の濃い一年であった。

このような一年を無事過ごすことが出来ましたのも、ご支援、ご協力を戴きましたスポンサーの皆様のお陰です。誠に有難うございました。

全日本選手権は今大会で終了しましたが、DOG FIGHT RACINGのレースはまだ続きます、次戦はツインリンク茂木の最終戦と筑波の最終戦が2週連続で開催されます。よろしくお願いいたします。

ドッグファイトレーシング
代表 室井 秀明


☆ライダーコメント☆ 伊藤 勇樹


岡山はとても良い天気で、前回のMotoGPで学んだ事をART合同走行で試してみようと思いました。 金曜日はセッティングとライディングを入念に確認して土曜日の予選に繋げて行こうと思いました。

土曜日の予選,僕は宇井選手や高橋選手を標的に走行することにしました。
しかし、なかなか会えません。

ようやく宇井選手に会ったのですがチェッカーになってしまいました。
日曜の決勝はあいにくの雨になってしまいました。
決勝がスタート、水しぶきが一気に舞い1コーナーに進入して行きました。1コーナーをぬけるとすごい大混戦になりながら3コーナー、アットウッドカーブに差し掛かった時点では11番手ぐらいに付けていました。

レースは6周目を超える所で濱本選手の姿が見えたので必死に追いかけました。 10周目,濱本選手との差がなかなか詰まりません。追いついたり離れたりの繰り返しでした。 なんどもリアタイアが滑っている状況の中、ようやくチェッカーを受けました。結果は8位でした。

レース後はなぜだか泣いてしまいました。
最終戦は終わりましたが、これもがんばって行きたいので応援よろしくお願い致します。
ありがとうございました。


2008′ 9/28 MotoGP 第15戦 日本(もてぎ)

日曜日, 9月 28th, 2008
■レース結果報告
2008年世界グランプリ・日本大会が栃木県ツインリンク茂木にて開催されました。
当チームからは、伊藤勇樹、がワイルドカードで初参戦いたしました。
そのレース結果をご報告致します

イベント名 世界グランプリ 第15戦
日時・場所 2008年9月28日・ツインリンク茂木
観客    54,000人

レース結果


GP250  伊藤勇樹 予選 24位  決勝 23位

GP250・伊藤勇樹


全日本選手権参戦開始をした3年前に目標とした世界グランプリへの参戦をワイルドカード枠4番目でかろうじてクリアし今回グランプリデビューを飾った伊藤勇樹。しかしその現実は非常に厳しく、グランプリの流れに乗る事さえも出来ないままあっとゆうまにレースウイークを終える悔しさの残るレースとなりました。

事前テストでは使用ガソリンの変更に備えキャブセッティング、燃焼室形状、圧縮、点火時期と様々な組み合わせをテストしましたがベストなセットを見つける事が出来ないまま本番を向かえる事となった。それでも消去法でエンジンの最終仕様は結果的にノーマルと同様の仕様に落ち着き、若干の圧縮アップと点火特性の変更(進角方向)でレースウイークを迎えた。

ウイーク初日の金曜日は曇り空から時折雨が落ちコースを濡らしてゆく。
GP125、MOTO-GPと続くフリー走行はウエットコンディション。しかし雨が上がりGP250のフリー走行では徐々に路面が乾いてゆく。ウエットコンディションで始まった序盤は20番手以内を走行していた伊藤だが路面が乾いてきた終盤に各車がドライタイヤに変更する中ピットインのタイミングが遅れた伊藤はドライタイヤでのアタックが間に合わず25番手で初走行を終えた。

全日本なら午後もフリー走行だが、世界グランプリでは午後からは一回目の公式予選が開催される。天気予報では土・日曜日の天候は晴の予報だが、変わりやすいこの時期の天候で明日雨が降れば、金曜日の予選結果でグリッドは決まってしまう。そのため気を抜いた走りは出来ない。キャブセット、マシンセットをドライコンディションに設定して変更。午後の公式予選に臨んだ。

コースはドライコンディションながら路面温度も低く各選手が攻めきれないようだ。伊藤は今年春の全日本選手権のときに1分56秒台を記録しているが周回を重ねるタイムはそれに大きく及ばない58秒台が精一杯のアタックが続く。唯一の救いはエンジンセットが良い方向にまとまりTZ250ユーザーの中で国内3選手の中でトップスピードを記録していた事だ。しかし他車との差は歴然で10km以上の速度差と加速の違いを見せ付けられてしまう。結局伊藤はタイムを伸ばす事が出来ず総合25番手で一回目の公式予選を終えた。

二日目を迎えた土曜日は天気に恵まれ晴。
車体セットを大幅に変更して臨んだフリー走行で全日本のときのフィーリングを取り戻し始めた伊藤は1分57秒台で周回を重ねセッティングをつめてゆく。そして午後に行われた2回目の公式予選。コースイン直後にマシンの不調からピットに戻る伊藤。プラグを交換して再度コースインするが再びピットに戻ってくる。原因は排気バルブの緩みでメカニックが緊急修復してピットアウトして行く。

マシンは調子を取り戻し伊藤は残り20分でタイムアタックを再び開始。周回ごとにタイムを積め57秒台に突入。更にタイムを詰めてゆくと最終ラップに57秒0のベストタイムを記録した所でチェッカーとなってしまった。序盤のトラブルが手痛い。結果は総合24番手となり6列目から決勝に臨む事となった。

公式予選を終えた後もリヤのセッティングが決まらなかった伊藤はメカニックとミーティングを行い、車高の変更(アップ)を行い明日のフリー走行で最終確認を行う事となった。

決勝の日曜日は曇り空となり気温・路面温度共に低い中で朝のフリー走行が行われた。マシンセットの確認をしながらペースを上げてゆく伊藤。マシン状態は慣らしセットながら状態が良く、トップスピードも伸びている。しかしタイムが伸びない。58秒台で周回する伊藤はマシンセットを変えることなく走り続けるがタイムを短縮する動きは見られない。結局最後までセッティングを変えることなく走りきった伊藤はフリー走行を終えた後のミーティングで車高を昨日の予選の状態に戻す事を決め決勝に臨む事を選択した。

天候は回復せず曇り空の中、12時15分に23周の決勝レースがスタートした。
スタートに出遅れた伊藤は第一コーナーに最後尾で侵入。そして続く第3コーナー立ち上がりで前方のマシンがハイサイドで激しく転倒。このとき外れたガソリンタンクからこぼれたガソリンがコース上に若干残る。転倒したマシンをかろうじてよけた伊藤だがこのガソリンを踏んでしまい、スリップの呪縛にとらわれてしまう。

このアクシデントで前方のマシンと更に差が開いてしまうが、徐々にペースを上げて前方にいる同じワイルドカード参戦の遠藤を追う。タイムの上昇と共にその差が詰まり始めた7周目に伊藤は最終コーナー立ち上がりで大きくリヤがスライドしハイサイド寸前までの状態となってしまう。このスリップでガソリンに乗ったせいでタイヤにオイルが付着していると考えた伊藤はペースダウン。

走りが一気に萎縮してしまい徐々に前方との差が開いてゆく。更に1周目にコースアウトし最後尾に落ちたライダーにまで抜かれ最後尾にポジションを落としてしまう。 伊藤は懸命に喰い付き11周目に決勝レースのベストラップを記録しながら着いてゆく。すると前方のライダーは再びミスを犯し、ポジションが入れ替わるがなんと伊藤はピットに戻ってきてしまう。

リヤタイヤのスリップから危険を感じてのピットインだった。

リヤタイヤを交換して再びコースに戻った伊藤。この時点で2周遅れとなってしまう。タイヤを交換した伊藤だがタイムが上がる事も無く周回を重ね、17周目にはトップ集団に抜かれて3周遅れとなってしまう。その後も58秒台で走行を続け20周でチェッカーを受けGP初参戦のレースを終えた。

ガソリン付着によるタイヤスリップではない事、決勝レース中に戦列を放棄した事、周回遅れとなるときの処理のまずさ・・・・様々な問題をレース後に叱責され、悔しさの残る惨敗のレースウイークを終えた。

初参戦の世界グランプリにチーム・ライダー共に飲まれてしまい、流れを掴む事が出来ないままレースウイークを終える事となってしまいました。対応し切れなかった様々な悔しさを今後の糧にして最終戦の岡山、そして来期につなげてゆきたいと思います。

3年前に立てた目標を実践する事が出来た事はチーム&ライダーの確かな成長の証であり、GP参戦で大きく頭を叩かれる結果となりましたが確実に前進していると確信しております。 今後も諦めることなくしつこく前進してゆきます。

今大会参戦に向け、多くのご支援ご協力を頂き、誠に有難うございました。
惨敗という御報告も恥ずかしい成績で終える事となってしまいましたが、何卒、今後も御支援戴けますようお願い申し上げます。
有難うございました。

ドッグファイトレーシング
代表 室井 秀明


2008′ 9/7 全日本 第5戦 鈴鹿 総括

日曜日, 9月 7th, 2008
■レース結果報告
世界グランプリ直前の鈴鹿大会、伊藤勇樹9位でフィニッシュ!

全日本選手権初のJSB1000クラスの2ヒート製で開催されました全日本選手権第5戦。
当チームからは伊藤選手と草薙選手の怪我により交代ライダーとして参戦した中山選手の2名が参戦。そのレース結果をご報告致します

イベント名 全日本選手権 第5戦
日時・場所 2008年9月7日・鈴鹿サーキット
観客動員数 17,000人

レース結果


GP250   伊藤勇樹 予選 9位  決勝 9位
ST600   中山英樹 予選 41位  決勝 31位

GP250・伊藤勇樹


世界グランプリ参戦が決まった伊藤選手は茂木の練習が重なり、事前テストの無いまま鈴鹿のレースを迎えることとなった。迎えた金曜日の公式練習。明け方の激しい雨によりコース上はフルウエット状態だったが天候は急速に回復し走行時間を迎える頃には雨が上がりコース上は徐々にドライコンディションに変わってゆく。

しかし明け方まで続いた大雨によりコース上にはいくつもの川が残り、午前中のセッションは各選手がセットアップを詰めきれない中途半端な走行となってしまった。午後になっても完璧なドライコンディションとは言えないコンディションの中、2回目のセッションが行なわれた。伊藤は路面状態からやや柔らかめのセットでコースイン。徐々にペースを上げて行きながらピットインを繰り返しサスセットをハードな方向に変更してゆく。

テスト不足がたたり最後までセットアップをつめ切れ無いままセッションを終えた伊藤はトップから4秒遅れの19秒台で総合12番手に沈んでしまう。翌日の予選は1回のみとなるためチームは大幅なサスセットの変更を決め予選に臨んだ。

土曜日の公式予選はドライコンディションとなるが全体的に路面グリップが悪く全体のタイムが伸びない。そんな中伊藤は、サスセットの変更が良い方向に決まり前日からのタイムを一気に2秒以上詰める。更にピットインでセットを変更する度に少しづつタイムを詰めるが、自己ベストには程遠く2分17秒158で総合9番手となる。

車体セットやキャブセットを見直し翌日朝のフリー走行に臨んだ伊藤は、若干の改善は感じるもののダンロップコーナーや200R等で車体リヤ周りの違和感を拭い去ることが出来ないでいた。 そしてなんと、決勝に向けマシンメンテナンスをしていた時にリヤサスペンションリンクにクラックが入っていることが判明した。車体リヤ回りの違和感の原因かもしれない。チームはすぐに部品を交換し決勝に向け準備を進める。

今回はいつものように最後のレースとなったGP250クラス。定刻の16時20分、決勝レースがスタートされた。スタートで出遅れた伊藤は後方集団に飲み込まれ12番手まで順位を落としてしまう。必死の巻き返しでオープニングラップを10番手とポジションを二つ上げてコントロールラインを通過。上位集団が14秒台で離れてゆく中17~18秒台で周回する第3グループの中でバトルを展開。このとき伊藤のマシンはリヤサスリンクの問題から出ていたと思われる違和感は改善していたが、逆に各高速コーナー立ち上がりでリヤタイヤの跳ねと横滑りに序盤から悩まされる事となっていた。

タイヤの磨耗と共に状況は更に悪化してゆくが伊藤は予選タイムを更新する走りでレース中盤には8番手まで上昇。それでも後続を引き離すことはできず集団のままレース終盤に突入する。10周目には一度11番手まで順位を落とすが最終ラップに2台を抜き9番手でチェッカーを受けた。


ST600・中山英樹


草薙選手が怪我により欠場のため急遽代役参戦となった中山選手。
鈴鹿4時間耐久では小松選手とペアを組み3位表彰台を獲得した中山ですが、全日本選手権は初挑戦。激戦の鈴鹿で予選通過も危ぶまれる状況での参戦となりました。

金曜日の公式練習はコースコンディションも悪いため、マシンセットに重点を置き走行を実施。ポジション、サスセット、エンジンフィーリングなどを少しづつ自分好みにセットしてゆくことに終始して初日を終えた。翌、土曜日の公式予選。1回目のセッションで2分24秒を記録してクラス23番手、総合46番手となる。鈴鹿のフルグリッドは44台のためこのままでは予選落ちとなってしまう。そして迎えた2回目の予選。中山はこのセッションの4周目に2分22秒を記録して一気にポジションを総合41番手に上げる。更に区間ベストでアタックを続けるが最終セクションシケインでクリアラップを旨くとることが出来ずベストタイム更新には至らなかった。結局4周目に出したタイムがベストタイムとなり激戦の鈴鹿で総合41番手を獲得し予選通過を果たした。

日曜の決勝当日、天気は事前予報と大きく変わり快晴の真夏日となった。路面温度が急速に上がり決勝レースは上位陣に転倒が相次ぐ荒れた展開となった。5周目にトップの野田の転倒を皮切りに、トップに立った小西、国川、生形、レース終盤には武田、大石といったヤマハ勢も転倒を喫して戦列を去ってしまう。

そんな荒れたレース展開の中、中山は確実にポジションを上げてゆくが3周目にヘアピンコーナーで中山も転倒を喫してしまう。幸い軽いスリップダウンだったためマシンを起こし戦列に復帰。予選タイムを超える22秒495のベストタイムを記録して最後まで走りきり、31位完走でレースを終えた。

DOG FIGHT RACING の次回のレースは、いよいよ3週間後に開催される世界グランプリ・日本大会となります。伊藤勇樹のGP初挑戦です。よろしくお願いいたします。

ドッグファイトレーシング
代表 室井 秀明


2008′ 8/24 全日本 第4戦 SUGO 総括

日曜日, 8月 24th, 2008
■レース結果報告
全日本選手権も後半戦がスタート。
第4戦が8月24日・宮城県の菅生サーキットで開催されました。
今大会には伊藤勇樹が参戦、そのレース結果をご報告致します

イベント名 全日本選手権 第4戦
日時・場所 2008年8月24日・菅生サーキット

レース結果


GP250  伊藤勇樹 予選 10位  決勝 9位

GP250・伊藤勇樹


夏のインターバルの間、茂木での走行練習やダートトレーニングと精力的に走り込みを行なった伊藤勇樹。菅生での事前テストでは2日目に1分33秒フラットまでタイムを縮め、昨年の自己ベストを更新。前半戦の好調を維持した状態で後半戦を迎えることとなった。

レースウイーク初日。例年よりも一日早く木曜日から公式練習が行なわれることとなったが、天候は雨。気温も低く事前テストのデータはその有効性を失ってしまった。そのような中で伊藤はウエットコンディションのマシンセッティングを詰めて行くが、2回目のセッションの終盤、ペースを上げたところで転倒を喫してしまう。SPインコーナーの立ち上がりでのハイサイドによる転倒であった。幸い怪我も無く、マシンのダメージも少なかったのは幸いであった。マシンを修復し翌日金曜日の公式練習を迎える。

金曜日は曇り空から時折小雨が舞う微妙なコンディションとなった。午前中の走行は路面状況もライン上がドライに変わってくる難しい状況の中でコースイン。このセッションで伊藤は再びSPインコーナーで転倒を喫してしまう。今度はペースアップした周回で、進入時に一気に寝かしこんで行ったところでフロントがすくわれてしまう形でのスリップダウンだった。 しかしこの転倒を、伊藤はSPインコーナーのコースサイドで他のマシンの動きや走り方をチェックするチャンスとして、ヒントを得て戻ってきた。いかなる状況でも前に突き進もうとする意欲が現れてきたようだ。

マシンを修復し臨んだ午後のセッションも、路面はライン上がドライ、時折霧雨が舞うコンディションの中で行なわれることとなった。伊藤は慎重にマシンセットを行い、総合12番手でこの走行を終えた。

翌日土曜日の公式予選。
曇り空の下、気温17度と肌寒い中でセッションが始まる。伊藤は序盤7番手タイムを記録してピットイン。低い路面温度のため事前テストのようなタイヤグリップを得られない分リヤのサスセットをソフトな方向に変更。また決勝に向けエンジンセットの変更を行ない再びコースイン。車体のセットに良い方向の確認がとれた所で再びピットイン。リヤタイヤの交換とエンジンセットの更なる調整を行い最後のアタックに出てゆく。残り10分でペースを上げた伊藤は34秒台にタイムを上げ、順位も上げて行く。そして34秒フラットのタイムを出し時間的にも最後のアタックに入った伊藤はセクター1でベストを更新して行くがセクター2でクリアラップを取れず失速。惜しくも34秒01のタイムで総合10番手で公式予選を終えた。

予選の後、決勝の日の天候が雨となる確率が高まり、チームは決勝に向け少ない走行データからウエットコンディションのマシンセットを伊藤と共に話し合い準備を進めた。そして木曜日のテストで試すことが出来なかったセットアップで朝のフリー走行に臨むことを決めた。

決勝の日は朝からの雨。
しかも段々と激しくなる雨脚に、フリー走行では転倒するマシンが数多く発生。

伊藤はエンジン慣らしを含め、徐々にペースを上げながらマシンセットの確認を行なう。少ない時間の中でエンジン慣らしを終え、ペースを上げサスセットの確認を行なう。僅か4周ほどのアタックで走行を終えた伊藤はサスセットの方向についてメカニックとミーティングを行い木曜日のセットをベースとした車体セットに決定し、決勝に臨んだ。しかしこのサスセットには、フロントタイヤに一抹の不安要素を残した状態のぶっつけのセットでのトライであった。

午後に向け雨脚はいっそう強くなり、タイヤチョイスにも変更が必要となってきた。チームはリヤタイヤにヘビーレインを想定したタイヤをチョイス。そして午後一番にGP250クラスの18周の決勝レースがスタートした。まずまずのスタートを切った伊藤はオープニングラップをグリッドと同じ9番手で通過。目の前には富沢がいる。これを追いかけようとするが、サスセットを詰め切れなかった伊藤はコーナー進入で何度もスリップダウンしそうになる。

そのため徐々に富沢が離れて行き、更に後方にいた星野にも交わされてしまう。上位陣から渡辺が転倒により脱落し順位をひとつ上げるが星野との差を詰めることが出来ないままレースは中盤を過ぎてゆく。終盤に入りマシンに対応する走りで徐々にペースを上げてきた伊藤はベストタイムを更新しながら、前方の星野、そして濱本との距離を縮めてゆくが時すでに遅く、9番手のまま18周目のチェッカーを潜った。


伊藤勇樹


「雨のレースで情けないくらい不完全燃焼です。木曜日にもっとセッティングをつめられていれば6位以内には絶対入れたと思うしもっと上も目指せたはず。全ては自分の集中力不足だと思います。だから今回の結果には全然納得がいってません。次回の鈴鹿、そして世界グランプリの茂木ではもっと集中して良い走りを見せたいと思います。」

DOG FIGHT RACING の次回のレースは、2週間後の9月7日に全日本選手権第5戦・鈴鹿サーキットとなります。また、同日に筑波選手権も開催されます。

尚、9月28日には世界グランプリ・茂木大会への参戦も決定いたしました事を、併せてご報告いたします。

ドッグファイトレーシング
代表 室井 秀明


2008′ 8/24 全日本 第4戦 SUGO 伊藤 勇樹

日曜日, 8月 24th, 2008
ライダー:伊藤 勇樹
クラス:GP250

全日本選手権 GP250 予選 10位  決勝 9位

☆ライダーコメント☆
SUGOは事前練習で良いタイムが出ていたので自信がありました。
今回のSUGOはARTの練習で同じ所で二度転倒してしまい、モチベーションが下がってしまいました。 予選は最初になんとか誰かについて行こうとしたのですが、なかなかついて行けず35秒台を行ったり来たりしていました。予選も残り5分の所でやっと34秒のフラットがでてそのままチェッカーし10位で予選を終えました。

決勝当日は雨、雨が痛いぐらいに激しく降っていました。
そしてレースがスタートしました。スタートは上手く行き8番手ぐらいで1コーナーに入って行きました。 レースは周回を重ねて行くごとに転倒者が続出し、荒れたレースになっていました。レース終盤、僕のタイヤもうねり始めてSPinコーナーでスリップダウンをしそうになりました。結果は9位、今年のレースの中で一番低い順位を取ってしまいました。
とても悔しく思いました。次の鈴鹿で汚名返上を試みたいと思います。

2008′ 7/26 鈴鹿4時間耐久レース 総括

土曜日, 7月 26th, 2008
■レース結果報告
日時・場所  7月26日・鈴鹿サーキット
参加 台数  70台
観客動員数  71,000人(7月27日・8耐決勝)


レース参戦準備


例年よりも早い梅雨明けと共に真夏の日差しの中迎えた鈴鹿4時間耐久レース。当チームからは昨年に引き続き佐々木幸弘選手が参戦。ペアライダーには鈴鹿ST250クラスレコードホルダーの(もてぎはチャンピオン)の遠藤弘一を擁して臨んだ。

前哨戦となった鈴鹿100kレースあたりから調子を上げてきた両ライダーは、新型タイヤを投入した7月の最終テストで上々のフィーリングを掴む事ができた。2008年のレギュレーション変更で一人の走行時間が60分に拡大されたが、燃費的にも十分余裕があり、戦略的にも状況に応じた変化をつけられる体制で本戦を迎えることができる。

公式練習&予選


レースウイークに入り一気に夏本番の酷暑となり、連日30度を超える気温で、路面温度も50度を超える中、公式練習・予選が行われる。急激に変わった路面コンディションにより、木曜日の公式練習で若干のサスペンションセットの変更を行なうが、大まかな方向性は固まっており、エンジン、車体共に良好な状態に仕上がっている。

そして迎えた金曜日、A・B二組に分けられたクラス分けで公式予選が始まる。A組の第2ライダーの遠藤が先にタイムアタックに臨む。第2ライダーの公式予選は8時30分にスタートとなるが、この時点で気温は30度を超え、路面温度も40度以上に上昇。
公式練習よりも若干路面温度は低いもののそれでもタイヤのグリップはベストな状態には程遠く、グリップを確認しながらのアタックが続く。このような状況の中、遠藤は5周目に2分23秒343を記録。その後もセクター1・セクター2と最高タイムを記録するもののクリアラップを取ることが出来ずそのまま予選を終えクラス5番手となる。

8耐予選を挟み午後2時から第一ライダーの公式予選が始まる。気温35度・路面温度50度を超えるコンディションの中公式予選がスタート。佐々木は全車がコースインを終えた後モリワキのマシンと共にゆっくりとコースイン。一気にペースアップした2台のマシンは2周目に2分22秒台に突入。さらにペースを上げた佐々木は5周目に2分21秒962を記録してピットイン。

これ以上のタイムアップが難しい中で決勝レースを想定したサスのセットアップ変更を実施。

リヤサスのセットをソフトな方向に変更して再びタイムアタックに向かう。このセットアップの変更は結果的に無駄となってしまうが、決勝に向けさらにセットアップの方向性を煮詰めることが出来た。公式予選の結果は佐々木がクラス4番手となり、二人の合算タイムによる総合タイムは3番手を記録した。しかし決勝グリッドはA・Bクラスの頭取りとなり、結果5番グリッドからのスタートとなった。

決勝


快晴となった決勝日。スタートライダーを任された佐々木は予選で確認した方向へセットアップの微調整をオーダー。そして決勝レーススタートの8時30分には気温は30度を超え、路面温度も急上昇してゆく中スタートが切られた。スタートのエンジン始動で若干出遅れた佐々木はオープニングラップを8番手で通過。その後トップ集団から少し離れた第2集団を形成する。

トップ集団がペースアップする中22秒台とペースの上がらない集団から抜け出すために、佐々木はストレートスピードの勝るマシンで再三 前車に並びかけるがブレーキングで抜き返されてしまう苦しい展開が続く。イン側のタイトなラインでコーナーに侵入するには前タイヤのグリップが不足気味となり、転倒の危険を避けるために無理を出来ない状況が続いていたのだ。それでも14周目に集団を抜け出すとペースを上げ後続を引き離してゆく。そして予定通り20周目に7番手で1回目のピットインを迎える

バトンを受けた遠藤は、真夏の耐久レースで磨耗したタイヤでコースイン。最初の一周は慎重過ぎるほどのペースで通過。それでも順位は6番手に浮上していた。徐々にペースを上げてゆく遠藤。そのペースは上位のマシンたちよりも速く急速にその差を縮めてゆく。5→4→3番手とポジションを上げて行くDFR&遠藤のマシンがカラービジョンに映し出されてゆく中35周目についに2番手に浮上。

トップを追う遠藤は後続との差を広げながら更にペースを上げてゆくが37周目にヘアピンコーナーで痛恨のスリップダウン。幸いマシンのダメージはなくマシンを起こした遠藤はそのまま周回を重ねてゆく。そして予定通りの40周目にピットイン。メカニックたちがマシンチェックを行い、給油の後再び佐々木がコースイン。
マシンを降りた遠藤は体のダメージもなくマシンに関しても問題ないとのコメント。「少しだけ攻めてみたらあっけなくフロントから転んでしまいました、すみません・・・」初経験ゆえのミス。今後の糧になるであろう・・・

転倒により順位は8番手まで落としてしまうが佐々木は25秒台で周回を重ね再び上位との差を詰めてゆく、チームはラップタイムを見てマシンの状態に大きな問題は無しと判断し、遠藤の休息をとるために佐々木の周回を2周増やし22周に変更する。その後も安定したタイムを刻んだ佐々木は順位を6番手まで上げ3台による激しい4番手争いを展開。ピットインするまでその争いは続くがピットインのタイミングと作業スピードで遠藤に交代した時点で4番手まで順位を回復していた。

代わった遠藤は転倒の影響から28秒台が精一杯でペースが上がらない。一時は20秒以上開いた後続との差も周を追う毎に縮まり、ポジション維持に黄信号が灯り始める。このためチームは遠藤の走行を3周切り上げ残りを佐々木に再び託する作戦に変更。佐々木との打ち合わせで最終スティントのサスセットの変更を決め、メカニックは作業のシュミレーションを行ないつつ遠藤のピットインを待つ。そして80周目に遠藤がピットイン。

ポジションは5番手に落としていたが、4番手の伊藤レーシングも同時にピットイン。このピットインで再び4番手に復帰した佐々木は26秒台にペースを上げ後続との差を徐々に広げて行く。そして一度は周回遅れとなったトップのマシンを追い更にペースを上げてゆく。4時間のチェッカー目前となった96周目についにトップのマシンの背後に追いついた佐々木は一気にこれをパス。再び同一周回に持ち込みストレートを通過する。97周目に記録したこのタイムはなんと24秒台に突入していた。意地を見せた佐々木のマシンが98周目の周回を終え最終コーナーを立ち上がりチェッカーを受けた。

今期は、佐々木のペアを組む遠藤がどこまで仕上がるかが鍵となっていた。地元コースの茂木では高い順応を見せていたが、鈴鹿サーキットでは簡単には通用しないレベルの高さに悩みを抱える時期もあった。ST250クラスで走っていたのとは違うレベルの高さ、慣れないマシン、迫り来る時間、多くのプレッシャーを乗り越えレースウイークにしっかりと戦える状態にまで調整できた事で勝機は見えてきていた。
しかし簡単に勝たせてくれない鈴鹿の女神は今年もチームに試練を与えてくれた。しかしこの経験が二人のライダーに勝つ為の方程式を教えてくれた。遠藤は「5年分以上の成長を感じた半年でした」と語るように、この半年と決勝レースを通して多くの糧を得る事ができ、来期への可能性を掴んだ。そして完全に復調した佐々木は、来期の4耐での圧倒的な勝利に目標を定めた。

転倒を乗り越えトップと同一の98ラップを走りきることが出来たのはチーム力の向上をはっきりと示してくれた。そして一昨年に続く表彰台まで後一歩のところまでチームを仕上げることが出来たのは大きな収穫であり、このような環境を与えて頂き、ご支援を頂きました皆様のおかげとチーム一同深く感謝いたしております。いつも変わらぬお力添えを頂き、誠に有難う御座いました。

ドッグファイトレーシング
代表 室井 秀明

遠藤選手談


「鈴鹿4時間耐久参戦は、やはりプレッシャー(良い意味での)が大きかったです。本格的に600のマシンに乗るのも初めてのような状態で、よく転倒もしてしまいました。それでも自称ST250最速の意地もありましたし、ST250のライバル達、大勢の応援や期待も背負っていましたので、簡単に引けない状況でした。ようやくマシンなり程度には乗れるようにはなりましたが、まだまだマシンを操るという点に置きましては満足できるレベルには程遠く、本当に悔しい限りです。

決勝でも転倒してしまい2回目の走行はもう絶対に転べないという心境で、まさに金縛り状態でした・・・ でも鈴鹿4耐は本当に楽しかったです。このようなチャンスを頂けたこと、協力してくれたチームスタッフ・スポンサーの皆さんに心から感謝致します。 今年はレース人生の中でもかなり濃厚濃縮な時間を過ごしました。来年はこの経験を生かし佐々木さんの負担を減らせるような走り、そして絶対優勝目指して頑張ります!(チャンスを頂ければ・・・)。」

佐々木選手談


「今年もチャンスを頂きありがとうございました。旨くいけば優勝できるのかなーと事前テストを終えた頃から考えていました。結果的に4番手でしたが優勝する為に必要なものは見えました。ライダー・マシン・チームの力が揃えば来年は優勝報告が出来ると思います。チームの皆さん、そしてご支援頂きましたスポンサーの皆々様、有難うございました。そして来年もよろしくお願いいたします!」


☆ライダーコメント☆ 佐々木 幸弘


2008鈴鹿4時間耐久を終えてっていうか?
自分がレースに出る時は常に、今自分がしなければいけない事と出来る事を考えている、それはレースの最中もである、だからレースを振り返る事はない、振り返るとしたらそれは引退の時だろうね。

レースは勝つ為にやってる、負けたレースは悔しくて眠れないぐらいだよ。

佐々木 幸弘 見せますよ~宜しくです。