レース結果

2008.7.26.
2008′ 7/26 鈴鹿4時間耐久レース 佐々木 幸弘
ライダー:佐々木 幸弘
クラス:ST600

鈴鹿4時間耐久レース ST600 予選 5位  決勝 4位

☆ライダーコメント☆
2008鈴鹿4時間耐久を終えてっていうか?
自分がレースに出る時は常に、今自分がしなければいけない事と出来る事を考えている、それはレースの最中もである、だからレースを振り返る事はない、振り返るとしたらそれは引退の時だろうね。

レースは勝つ為にやってる、負けたレースは悔しくて眠れないぐらいだよ。

佐々木 幸弘 見せますよ~宜しくです。


2008.5.31.
2008′ 5/31 筑波選手権 第2戦 総括
■レース結果報告
藤田拓哉転倒再スタートで9位(7ポイント)を獲得!

筑波選手権・第2戦・筑波サーキットに藤田拓哉が参戦、
そのレース結果をご報告致します

イベント名 筑波選手権 第2戦
日時・場所 2008年5月31日 筑波サーキット

レース結果


GP125 藤田拓哉  予選 8位  決勝 9位  BEST 1分03秒685 

GP125 藤田拓哉

ホームコース筑波の第2戦、開幕戦でいきなり1秒台を記録して4位入賞を飾った藤田はレース後の練習で、1秒5のタイムを記録。自己ベストを更新する好調さで今大会を迎えた。

大会前日の公式練習でも2秒台前半のタイムで周回を重ね、マシンセットアップを進めた藤田だが、大会当日は朝からの雨でウエットコンディションとなった。TZ125で雨の練習は茂木の公式練習だけだった為、筑波でのウエットコンディションは初走行。メカニックとマシンセットを確認し藤田はコースに出てゆく。

序盤、思うようにペースの上がらない藤田は15番手付近に埋もれてしまう。しかし予選時間終了間際に、後方から横尾が迫り藤田を抜いてゆく。これに反応した藤田が横尾の後を追うように一気にペースアップ。チェッカー間際に1分10秒276を記録して8番手に一気に浮上する。

予選結果を踏まえ、午後からの決勝レースに向けてマシンセットの確認を行うが、昼を過ぎたあたりから雨が上がり徐々に路面コンディションが回復してゆく。直前に行われたST600クラスのレースではドライタイヤの選手が表彰台に上がっており、藤田もドライタイヤに変更して決勝に臨んだ。ほぼ全車がドライタイヤを選択した決勝のグリッド。しかし空からは再び霧雨が落ちはじめる。タイヤ交換をする者は無く、不安定な天候の中、18周の決勝レースがスタートされた。

無難なスタートを決めた藤田はオープニングラップを8番手で通過。2周目に前車を抜いて7番手にポジションアップ。6番手には横尾選手がつける。この頃から霧雨だった雨は次第に小雨に近い状態となりコースを濡らしてゆく。上位4台に少し離れて5位争いの横尾、藤田と続く。藤田は上位よりも速いペースで一気に横尾の背後につけ、5周目の第2ヘアピンでアウトから横尾に並びかける。しかし濡れ始めた路面状況でラインを外した藤田はフロントからスリップダウンを喫してしまう。

マシンを起こし再スタートした藤田は最後尾まで順位を落としてしまうが、それでも諦めることなく周回を重ねてゆく。上位集団は横尾がトップに出るものの転倒。2・3番手争いをしていた引沼、大塚も転倒、更に東も転倒と上位陣が次々と転倒により戦列を去ってゆく。レース終盤、路面は完全にウエットとなり、この時点でのトップは野沢根、長島の順。しかしトップの野沢根がダンロップコーナーで転倒。再スタートしたものの再び最終コーナーで転倒し戦列を去る。

上位陣以外も転倒者が相次ぎ、18周のチェッカー終了時点で優勝は長島。諦めずに走りきった藤田はなんと9番手まで順位を回復してチェッカーをくぐった。

ドッグファイトレーシングの次戦は鈴鹿耐久の前哨戦となる、鈴鹿100kmレース、6月8日となります。

ドッグファイトレーシング
代表 室井 秀明



2008.5.26.
2008′ 5/25 全日本 第3戦 オートポリス 総括
■レース結果報告
伊藤勇樹・好調な金曜日が一転、決勝はピットスタート・転倒を喫し16位となる!

全日本選手権の前半戦の折り返しとなる第3戦が5月25日
大分県のオートポリスサーキットで開催されました。
今大会には伊藤勇樹のみが参戦、そのレース結果をご報告致します

イベント名 全日本選手権 第3戦
日時・場所 2008年5月25日 オートポリスサーキット
観客動員数 29,100人

レース結果


GP250 伊藤勇樹 予選 8位 決勝 16位

GP250 伊藤勇樹

2戦連続入賞で迎えたオートポリス。ここは伊藤が最も得意とするコースで、昨年は6位入賞を飾ったコース。今大会に向け、筑波大会終了後すぐに九州に移動し14日から18日まで走り込みを行った伊藤は、昨年の予選タイムを上回るまでに仕上がりレースウイークを迎えることとなった。

迎えたレースウイーク初日の公式練習でその成果が現れ、午前中1回目の走行で1分56秒290で5番手のタイムを記録。しかし伊藤にとってはまだマシンセットアップの状態は完全では無く、ペースの上がった伊藤の走りにフロントタイヤが負け始めプッシュアンダーによる2次旋回の不良が発生。チームはフロントタイヤに今までよりも硬いミディアムタイヤを選択して午後に行われる2回目の公式練習に臨んだ。この選択があたり、一気にペースの上がった伊藤は1分54秒383の自己ベストを記録し総合3番手につける快走を見せた。

ドライでのセットアップに良い感触を掴んだものの、翌日以降は雨の予報となり、昨年後半より自信を失っているウエットコンディションのマシンセットについて伊藤とチームは長い時間をかけ方向性を探った。

翌土曜日の公式予選。天候はやはり雨となりウエットコンディションでの予選となった。しかも走行直前に霧が発生し予選開始時間が遅れた。(この霧によりJSB1000のスーパーポールが中止、GP-MONO-の決勝が翌日に順延となった。)予定よりも1時間以上待たされ、今日は中止かと思われた15時ごろに一瞬きりが晴れたタイミングで急遽公式予選が開始された。コース上はウエットコンディションながらも雨は上がっておりコンディションは徐々に良くなってゆく中、伊藤は順調にタイムを詰め3番手タイムをマークしたところでピットイン、サスセットを調整して再びコースイン。徐々にタイムを詰めて行き2分5秒台を記録して8番手に浮上。

更に区間ベストを記録しながら4秒台が見えるペースで最終セクションに向かう。しかしここで急に激しい雨が降り出し、伊藤も転倒寸前のスリップにより一気にペースダウン。惜しくも8番手で予選を終えることとなった。しかし3番手以降のタイムはみな5秒台と拮抗しており、伊藤も「気持ちよく乗れた」とのコメントからウエットでのスランプに脱出の明かりが見えてきた。

日曜日は雨が上がりコースは徐々にドライコンディションに変化して行き、最後の走行順となるGP250の走行時にはライン上がドライとなり殆どの選手がドライタイヤでコースイン。フリー走行は時間が10分に短縮された為、伊藤は慣らし走行後1周のアタックしかできず12番手で終えるが、決勝に向けては十分な手ごたえを確認していた。 しかしこの好調な流れが一つのケアレスミスにより全てが変わってしまった。

サイティングラップを終え決勝グリッドに並んだ伊藤がマシンの不調を訴え、エンジンヘッド部分からの水漏れが発覚。急遽マシンをピットに戻し作業を行う。これにより伊藤はウォーミングアップラップに参加できずピットスタートとなってしまう。作業を終えピットエンドに並ぶ伊藤。シグナルが変わりスタートした集団の後にピットスタートした伊藤はあせる気持ちから第一コーナー立ち上がりでスリップダウンを喫してしまう。

しかし伊藤は諦める事無くマシンを起こして再スタートを切る。ブレーキレバーが半分に折れ、コースサイドの砂利を吸ったエンジンは完調ではない物の、58秒台で周回を重ねてゆく。他のマシンの転倒などにより徐々に順位を回復して行く伊藤は16番手まで浮上。あと一人でポイント獲得に迫るものの残念ながら15周のレースはそのまま終わり16位でレースを終えた。

レースは16位と惨敗。表彰台の可能性が見えていただけに非常に悔しい結果となってしまいました。しかし伊藤はこのレースウイークで非常に多くのことを吸収し、結果以上の成長を見せてくれました。そしてメカニックも貴重な経験をし今後の大きな糧となる試練を味わうことが出来、チームとしては収穫の多いウイークでした。

レース後のポイント計算の結果、伊藤のランキングは6位と変わらず首の皮一枚で世界グランプリのワイルドカード資格を獲得することが出来ました。

「好事魔多し」

前半戦を終え、今一度初心に立ち返り、後半戦そして世界グランプリ・茂木大会に向け精進して参ります。

DOG FIGHT RACING の次回のレースは、5月30日の筑波選手権第2戦となります。
前回6位入賞を飾った藤田拓哉が表彰台目指し頑張りますので、引き続き応援いただけますよう、宜しくお願いいたします。

ドッグファイトレーシング
代表 室井 秀明



2008.5.25.
2008′ 5/25 全日本 第3戦 オートポリス #12 伊藤 勇樹
ライダー:#12 伊藤 勇樹
クラス:GP250

全日本選手権 GP250 予選 8位 決勝 16位

☆ライダーコメント☆
APでの結果は残念でしたが、得られたものはとても大きかったです。
ART走行はその得られた結果のタイムでした。

それをヒントに予選のレインコンデションを走りました。しかし少し掴むのが遅く結果は8位でしたが、レインの走り方もドライの走り方も変わらないことに気付いたのでよかったです。

日曜の決勝は幸運にもドライでした。サイティングでアクセルを全開にした時に回転数が全く上がらなかったので、一旦グリッドにつきましたがすぐピットインしました。なんとかレースに復帰したものの周回遅れでした。 ですが、次の菅生に向けて目標は表彰台を目指しますので応援よろしくお願いします。

Photo by Kawauso


2008.5.13.
2008′ 5/11 全日本 第2戦 筑波 総括
■レース結果報告
伊藤勇樹6位入賞で茂木・筑波と連続入賞を飾る!

2008年全日本選手権
第2戦が5月11日に筑波サーキットで開催されました。
そのレース結果をご報告致します

イベント名:全日本選手権 第2戦
日時・場所 2007年4月11日 筑波サーキット
観客動員数 15,800人

レース結果


GP250  伊藤勇樹 予選 14位  決勝 6位
ST600  草薙伸一 予選 40位  決勝 -

GP250 伊藤勇樹

開幕戦茂木で5位入賞を飾り、翌週の筑波で開催されたエリア選手権でも優勝を飾り調子を上げてきた伊藤ですが、4月30日の最終テストで筑波の最終コーナーで激しく転倒を喫し、左足首と左手首を痛めてしまう。

連休明けに迎えた全日本選手権第2戦。怪我から1週間で手首の痛みは引いたものの足首にはまだ痛みを残した状態でレースウイークを迎えた伊藤は、転倒による影響か今一歩調子を上げてくることが出来ない。茂木で見せたコーナーへの進入スピードが見られず、失速気味のコーナーリングを繰り返してしまいタイムを詰めることが出来ないまま金曜日の公式練習を終える。

翌日の公式予選は朝からの雨によりウエットコンディションでのタイムアタックとなった。決勝の日曜日もウエットコンディションとなる可能性が高いため、公式予選中にリヤサスを中心にセッティング変更を試みた伊藤だが、ウエットのセットアップでも解決の糸口を掴むことが出来ず14位に低迷してしまう。チームはライダーのコメントとマシンデータを基にセッティングの大幅な変更を施し翌日の朝のフリー走行に臨むことを決定した

迎えた決勝日。朝のフリー走行は雨が上がらず小雨が降る中ウエットコンディションでコースイン。伊藤はサスセットの変更を試しながら徐々にペースを上げて行き10番手でフリー走行を終える。走行後にセッティング変更に手ごたえを感じた伊藤は決勝に向け明るい表情が戻ってきた。

日曜日の最終レースとなったGP250クラス。天候は徐々に回復し、16時のスタートにはすっかりドライコンディションへと変化。伊藤はフリー走行のセットをベースにドライのサスセットに変更し25周の決勝レースに臨んだ。そして決勝レーススタート。オープニングラップで宇井が今回も転倒を喫して早くも戦線を離脱。一方無難にスタートを決めた伊藤はオープニングラップを11番手で通過。2周目、3周目と周回ごとに一台ずつ抜き去りポジションを上げる伊藤。目前にはグランプリ帰りの関口。

ペースを上げる関口に徐々に離されてゆく伊藤は単独で8番手。レース中盤に入り第一ヘアピンで上位のマシンが連続して転倒を喫し戦線を離脱して行き、伊藤は6番手に浮上。(レース後に伊藤から聞いたところ第一ヘアピンに大きなギャップがあり自身も転倒しそうになったとのこと)。過去2年、転倒続きだった伊藤はそれでも大きくペースを落とすことなく周回を重ねそのままチェッカーをくぐり6位を獲得。2戦連続入賞を飾った。

ST600 草薙伸一

筑波に参戦した草薙は金曜日のドライコンディションでは自己ベストを更新する走りを見せましたが、雨となった公式予選では残念ながら予選突破を果たすことができずレースウイークを終了することとなった。

DOG FIGHT RACING の次回のレースは、5月18日のツインリンク茂木で行われます東日本チャレンジカップ第4戦となります。引き続き応援いただけますよう、宜しくお願いいたします。

ドッグファイトレーシング
代表 室井 秀明

Photo by Kawauso


2008.5.12.
2008′ 5/11 全日本 第2戦 筑波 #12 伊藤 勇樹
ライダー:#12 伊藤 勇樹
クラス:GP250

全日本選手権 GP250 予選 14位 決勝 6位

☆ライダーコメント☆
筑波の6位はホントまぐれでした。
まぐれでも予想より上だったのでよかったのですがまだまだ甘いなぁと自分でも思ったぐらいです。

あの時、関口さんの背中が見えた時は「関口さんに着いて行けば…。」っと思ってたのですが、放されてしまいました。 次のオートポリスは絶対表彰台に乗ってみせます。

Photo by Kawauso


2008.5.11.
2008′ 5/11 全日本 第2戦 筑波 #38 草薙 伸一
ライダー:#38 草薙 伸一
クラス:ST600

全日本選手権 ST600 予選 40位  決勝 -

☆ライダーコメント☆
もてぎに続き予選通過を目標としていました。
ここでも先に参戦したチャレンジカップや事前の練習ではまったくタイムが出ていませんでした。結局ウィーク中も車体のセットアップをいろいろ試し、いい方向になってきてはいましたが残念ながら予選通過ならず。

自分レベルのライダーが全日本という舞台で戦うには、ウィークまでに車体のセットアップを終わらせ、タイムアタックに集中できる状態で挑まないと厳しいと感じました。

Photo by Kawauso


2008.4.12.
2008′ 4/12 東日本チャレンジカップ選手権・筑波選手権 総括
■レース結果報告
伊藤勇樹・優勝 / 藤田拓哉・1秒台を記録して4位入賞となる!
全日本選手権開幕戦からわずか1週間後の4月12・13日に開催されました。
東日本エリア選手権・第2戦、(筑波選手権・第1戦)筑波サーキットに伊藤勇樹が参戦。
また藤田拓哉もホームコース筑波でのレースを迎えました、そのレース結果をご報告致します

イベント名
・東日本チャレンジカップ選手権 第2戦
・筑波選手権 第1戦
・日時・場所 2008年4月12~13日 筑波サーキット

レース結果

・東日本チャレンジカップ選手権
GP250 伊藤勇樹 予選4位 決勝 優勝! BEST 1分3秒630

・筑波選手権
GP125 藤田拓哉 予選 10位 決勝 4位 BEST 1分1秒86

GP250 伊藤勇樹

全日本選手権に向けて調整参戦となった伊藤は、開幕戦からわずか1週間というハードスケジュールの中、筑波サーキットのレースに参戦。レースウイークの4月8日のテストではレインコンディション、翌9日のスポーツ走行はドライと変わりやすい天気の中レースに向け順調にテストを重ね本番に臨みます。迎えた日曜日の公式予選、変わりやすい天気により路面は非常に微妙なコンディションとなるなか伊藤は前後レインタイヤでコースイン。

3周目にトップタイムを記録した伊藤はピットインして路面コンディションの変化を報告。リヤのみをドライタイヤに変更して送り出すが路面は更に乾いてゆき、ライン上はほぼドライコンディションとなってしまう。4秒台を記録した伊藤はそこから一向にタイムが伸びてこない。一方前後ドライタイヤを選択した島村が2秒台を記録。このまま予選が終了し伊藤は予選4番手に沈んでしまった。

午後からの決勝は、やはり直前までの雨がやみ徐々にドライコンディションに変わる難しい路面状況の中20周のレースがスタートする。ポールの島村以外ほとんどの選手がドライタイヤを装着、伊藤も前後ドライタイヤで決勝レースに臨む。無難なスタートを決めた伊藤はゆっくりとしたペースの中でオープニングラップを4番手で通過。2周目に3番手、3周目に2番手に浮上。

トップを走るのはレインタイヤを履いた島村が逃げる展開。伊藤は徐々にペースを上げトップに迫る。そして9周目にトップに浮上。一気に後続を引き離しにかかりますがここで再び雨が降り出しコースはレインコンディションに急変。ペースを落とした伊藤に再び島村島村は最終コーナーでスリップダウン。伊藤は後続との差を15秒以上引き離し、終盤はペースダウンしてそのままチェッカーをくぐり今季初優勝を飾った。

GP125 藤田拓哉

ホームコース筑波の開幕戦。前回の茂木では事前練習時間も少なく納得いく走りが出来なかった藤田は昨年末から走りこんできた筑波で上位入賞を目指します。金曜日の公式練習を不安定な天候のためキャンセルした藤田は翌日の公式予選で自己ベストの1分2秒59を記録。

途中ピットインして決勝に向けたサスセットを煮詰める藤田はタイムアップこそ出来ませんでしたが好感触を得て予選を終え10番グリッドを獲得。昼を過ぎ一気に気温が上昇してきたコースに於いて更にサスセットについてメカニックと打合せを実施。目標の1分1秒台をクリアするための微調整を行い定刻の15時15分、18週の決勝レースがスタートした。スタートでやや出遅れた藤田は第1コーナーでポジションを挽回。

オープニングラップを9番手で通過する。3周目に前車を第1コーナーでパスして8番手に浮上。更に前を行く長島を追う展開。レースはトップのペースが上がらず上位8台が団子状態でレース序盤を終え中盤へ。中盤からトップに立った森が一人抜け出して独走する中、2番手以下は相変わらずの団子状態。そんな状況から集団の最後尾にいた藤田は目標である1分1秒台を記録するペースで前を行くマシンにプレッシャーをかけ、12週目に一気に2台をパスして6番手に浮上。更に前を追いかけます。

終盤に入り一度は5番手に浮上するもののバックストレートで再び抜き返されてしまう苦しい展開。上位5台は全てキット装着車の中、藤田はノーマルマシンで喰らい付きコーナーごとに差を詰めてゆきます。最終ラップまで激しいテールトゥーノー図を繰り広げた藤田はそのままの順位でチェッカーを受ける。レース終了後、テスト参加だった国際A級の日浦と  が章典外となり正式結果で藤田は4番手となった。

次戦は全日本選手権筑波大会。
ゴールデンウイーク明けの筑波で伊藤がトップ3入りを目標に臨みます。

ドッグファイトレーシング
代表 室井 秀明


2008.4.9.
2008′ 4/6 全日本(開幕戦) 第1戦 もてぎ 総括
2008年 全日本 第1戦(開幕戦) もてぎ レース結果報告
クラス:GP250/ST600

2008年全日本選手権開幕戦が4月6日に茂木サーキットで開催されました。当チームからは、伊藤勇樹、落合勝草薙伸一の3名が参戦。
そのレース結果をご報告致します

イベント名 全日本選手権 第1戦
日時・場所 2008年4月6日 ツインリンク茂木

レース結果

GP250 伊藤 勇樹 予選 8位 決勝 5位
ST600 落合 勝  予選 39位 決勝 35位
ST600 草薙 伸一 予選 40位 決勝 36位

GP250 伊藤勇樹

GP250参戦3年目となり、正念場の年として決意を持って挑んだ開幕戦。公式練習では目標とした56秒台を記録し、オフシーズンから取り組んだダートトレーニングやオフロードトレーニングの成果を見せる。特にリヤサスペンションにトラクションをかけながらコーナーに侵入することを徐々に掴み始めたことで、進入スピードが上がり消耗したタイヤでも安定したタイムを刻むことが出来るようになってきた。

サスペンションのセットアップをタイムアップにあわせて微調整を繰り返すことにより、56秒~57秒でも安定して周回できるようになるが、決勝レースのアベレージを56秒台に設定するためには、今大会の目標である55秒台を記録しなければならない。公式予選ではこの目標に向け更にマシンセットアップについてミーティングを行い臨んだ。35分間1回のみの公式予選、徐々にペースを上げて行く伊藤は、ピットインしてタイヤ交換をしたあと最後のタイムアタックに向かう。このアタックで56秒台を連発、自己ベストを更新するが惜しくも55秒台には届かず56秒721のタイムで8番グリッドから決勝レースを迎える。

翌日朝のフリー走行では前日の問題点(セクター1とセクター4が遅い)や藤原儀彦選手からのアドバイスを参考にブレーキングを中心にセットアップの確認を行い、フィーリングが向上し手応えを感じる状態でフリー走行を6番手タイムで終える。そして日曜日の最終レースとなったGP250は定刻の15時15分にわずか10周の決勝レースがスタート。周回数の少ない今回のレースではスタートが最も重要な意味を持っていたが、伊藤はそのスタートで大失敗を喫してしまい、15番手付近まで順位を落としてしまう。

しかしこのオープニングラップに大きな波乱が待ち受けていた。序盤に良いポジションを築こうとあせる上位陣から転倒者が相次ぎ脱落。V字コーナーでGP帰りの関口がハイサイドで転倒。これに巻き込まれる形で秋谷も転倒。更に最終コーナー立ち上がりで昨年のチャンピオン宇井もハイサイドで転倒。

オープニングラップでトップに立ったのは高橋。一方伊藤は後方から一気に順位を挽回して8番手で通過。2周目に6番手に浮上、3周目には山崎を抜いて5番手に浮上。ここから伊藤と山崎の激しいドッグファイトが始まる。

再び山崎に抜き返された伊藤が6番手でレース中盤を迎えたとき、4番手を走行する渡辺がコースアウト。山崎との攻防は4番手争いに変わった。最終ラップ、インフィールドで伊藤が前に出るがバックストレートで再び山崎に抜き返されてしまいそのままゴール。惜しくも5番手で開幕戦を終えることとなった。


ST600 落合勝、草薙伸一

今期より国際A級に昇格して全日本選手権初チャレンジとなる二人。今回の全日本選手権参戦の練習として3月のエリア選手権に参戦したときのタイムは落合が2秒4、草薙が4秒6とどちらも予選通過には程遠い状況。

しかしここからチーム一丸となって練習・ミーティングを繰り返しレースウイークを迎えた。二人はセッション毎に自己ベストを更新し、公式予選2回目で一気に2分1秒台にまでタイムアップを図り初チャレンジにして予選通過を果たす。落合39位・草薙40位とギリギリ予選を通過し、2台並んで決勝レースに臨む。

定刻の11時30分、15周の決勝レースがスタート。無難にスタートを決めた二人は数台を抜いてポジションアップを図るが、1コーナー、3コーナーと続くブレーキングポイントで全日本の洗礼を受けるように後続車両に刺されてしまいポジションダウン。オープニングラップを草薙、落合と並んで通過。大集団の後方につける。レース序盤、草薙を抜いて前に出た落合は何とか前の集団の後方に喰らいつくがなかなか前に出ることが出来ないまま周回を重ねてゆく。一方の草薙はスタート直後からブレーキトラブルを抱えてしまいペースが上がらず徐々に集団から離されてゆく苦しい展開。

そしてレース中盤を過ぎ11周目を迎えた時に赤旗によりレースがストップ。10周が終了していたためレース全体の3番の2以上が終了していたことで10周を持ってレース終了となりなんとも不完全燃焼なまま開幕戦は終了してしまった。この結果、落合35位、草薙36位が確定した。

DOG FIGHT RACING の次回のレースは、4月12日~13日に茨城県・筑波サーキットで行われます東日本チャレンジカップ第2戦・筑波サーキット大会となります。引き続き応援いただけますよう、宜しくお願いいたします。

ドッグファイトレーシング
代表 室井 秀明



2008.4.8.
2008′ 4/6 全日本 第1戦 もてぎ #12 伊藤 勇樹
ライダー:#12 伊藤 勇樹
クラス:GP250

全日本選手権 GP250 予選 8位 決勝 5位

☆ライダーコメント☆
土曜の予選で本気で55秒台を狙ってたのですがなかなか難しいものでした。 決勝もスタートミスでかなり後ろに飲み込まれてしまってやっと5位まで復帰したのですがそのまま5位なのが悔しかったです。

Photo by Kawauso