レース結果

2009.8.30.
2009′ 8/30 全日本選手権 第4戦 SUGO 総括

2りんかんRT&DOG FIGHT R


■レース結果報告
藤田拓哉全日本選手権・菅生大会・4位を獲得!

2009年全日本選手権第4戦が8月30日・スポーツランド菅生で開催。
そのレース結果をご報告致します

イベント名 全日本選手権 第4戦
日時・場所 2009年8月30日・スポーツランド菅生

レース結果


GP250   藤田拓哉  予選 4位  決勝 4位

GP250・藤田拓哉


全日本選手権は長い耐久インターバルを終え菅生大会が開催された。 GP250クラスは第3戦九州大会の開催が無かったため、今年2戦目のレースとなった。

藤田はその間、菅生のコースで2度のエリア選手権の出場で練習を重ね、確実にタイムを縮めてきた。今大会の目標は32秒台でのレースである。トップの2名(宇井・及川)のアベレージにはまだ届かない藤田だが、1年目としては確実にタイムアップを果たしており、33秒台での決勝シュミレーションは問題なくクリアしており、今大会の決勝で、一段のレベルアップを図りたいとチームは考えていた。

レースウイークの金曜日。公式練習が始まり、午前中1本目の走行は、雨のため徐々に路面が乾いてゆく状況の中で、ペースが上がらぬまま1分35秒台で走行を終えるが、午後になりドライコンディションとなった2本目では、自己ベストに近い1分33秒台で周回。車体セット、タイヤコンパウンドなどのテストメニューをこなし総合4番手タイムを記録した。

翌日の公式予選は、朝まで降った雨が残り、GP250クラスの予選開始時点ではライン上ドライといった状況。各ライダーが様子を見ながらのタイムアップを続ける中、一気にタイムを上げて行く藤田だが、3周目にS字コーナーでハイサイドを喫す。ギリギリの所で転倒を免れたがこの影響で予選終盤まで攻め込んだ走りが出来ず、1分34秒台をベストに予選を終えることとなった。

予選後、路面状況、マシンセット、予選時間のつめ方などミーティングで話し合い、車体セットの確認を終え、翌日のフリー走行で最終チェックを行なう事を確認した。

決勝朝のフリー走行。サーキットは秋の空気に変わり、膚寒さを覚える20度以下の気温でフリー走行が開始された。路面温度も22度とかなりコンディションが変わってしまった中、先頭を切って周回を重ねて行く藤田は、常にリーダーボードのトップ3に名前を刻む元気な走りがよみがえり、20周以上使用したタイヤで自己ベストを更新。1分33秒382を記録して総合3番手でフリー走行を終えた。

タイヤ選択、車体セットなど方向も固まり、迎えた決勝。午後一番のレースとなったGP250クラスは曇り空の下、気温20度、路面温度28度の中、スタートが切られた。

セカンドロー4番手から絶妙のスタートを切った藤田は3番手で第1コーナーに進入。その勢いのまま第3コーナーでトップライダー宇井選手をパスして2番手に浮上。バックストレートまでに宇井選手に抜き返されるが、オープニングラップを3番手で通過。全日本選手権1年目のしかも2レース目とは思えない程の落ち着いた走りである。

3周目に入り、後続の渡辺に交わされ4番手にポジションダウン。序盤は渡辺の後ろに懸命に喰らいつき、自己ベストを更新する走りを見せる藤田だが、渡辺は更にペースを上げ32秒台でその差を広げてゆく。

中盤以降、単独走行となった藤田は33秒台で周回を重ね、そのままレース終盤を迎え4番手でチェッカーをくぐった。

DOG FIGHT RACING の次回のレースは、9月27日の全日本選手権・岡山大会となります。 引き続き応援いただけますよう、宜しくお願いいたします。

ドッグファイトレーシング
代表 室井 秀明



2009.8.26.
2009′ 8/22 もてぎ7時間耐久レース結果報告1

もてぎ7時間耐久レース結果報告1


日時・場所 8月22日・ツインリンクもてぎ
参加台数 37チーム
マシン YAMAHA YZF-R1(2009年式)
ライダー 佐々木幸弘・遠藤弘一・伊藤勇樹


2年ぶりに参戦する事となった茂木7時間耐久レース(以下もて耐)。
今年はメインスポンサーに㈱ドライバースタンドを迎え、チーム名も「2りんかんRT&DFR」としての参戦となった。

もて耐は昨年から大幅なレギュレーション変更が行なわれており、当チームが参加するトップカテゴリーのSSクラスは、ガソリンタンク容量が18L以下、給油を行なった場合のピットストップ時間が8分と大きなハンデキャップを背負わされて戦う事になった。

SSクラス 18L・ピットストップ8分
(インジェクション仕様の現行リッタースポーツバイク)
Bクラス 18L・ピットストップ5分
(600カスタマーセンタークラスとキャブ仕様のリッターバイク)
Aクラス 24L・ピットストップ3分 (1000cc以上)

1ヶ月前に開催された公式予選では、総合3番手を獲得。
ほぼノーマルに近い仕様だったマシンのポテンシャルアップのために、決勝を前にオリジナルフルエキゾーストや大型ラジエターなど短期間で製作。サスペンションセットやエンジン仕様など短期間でまとめ上げ決勝レースに臨む事となった。

迎えた決勝。夜半に降った雨により濡れていた路面も乾き、ドライコンディションの中、定刻10時にスタートが切られた。スタートを任された佐々木は抜群のスタートでホールショットを奪いオープニングラップをトップで通過。その後方から久しぶりのレース参戦となった宇川徹選手のVFR750(RC30)が迫ってくる。

燃費を意識し、ペースを押さえ気味に走る佐々木は徐々にポジションを下げ3番手で周回を重ねるが、上位陣が次々とピットに入ると再びトップに浮上。予定よりも2周早い23周目にピットイン、遠藤にバトンを譲る。

給油、タイヤ交換、ライダー交代を終え、長いピットストップの後コースに復帰。ポジションは15番手までダウンしてしまった。

バトンを受けた遠藤は2分3秒台で瞬く間に順位を回復してゆくがピットストップ時間のハンデの壁は大きく、周回遅れを挽回するのは非常に厳しい。トップは2分7秒台のペースだが追いつくことが出来ない。

現実的な戦いは同じSSクラスを戦う他のチームである。#10番ウイズミーレーシング、#67ライディングスポーツ、#リリカアメーナ&ジャンボなど、もて耐常連チームが当面の敵である。遠藤はクラストップで第3ライダーの伊藤にバトンタッチ。伊藤は初の4サイクルビッグマシンだが走るごとにタイムを詰めてきた。そして決勝でもさらにペースを上げて行き61周目にチームベストの2分2秒523を記録。SSクラストップを独走し後続との差を広げて行く。

もて耐ではタイヤ使用本数が3セットに制限されているため、当チームでは各ライダーが好みのタイヤを選択し、それに合わせた車体セットを詰めてきた。したがってピットイン毎にタイヤを交換し、サスセットを変更する事となった。ピットストップが長い分、各自が妥協しないで済む車体セットを作りタイムを削る作戦だ

・佐々木・・・・フロントタイヤ、R3 / リヤタイヤ、R2(190)
・遠藤・・・・・フロントタイヤ、R2 / リヤタイヤ、R2(190)
・伊藤・・・・・フロントタイヤ、R2 / リヤタイヤ、R3(180)

レース中盤までに伊藤から佐々木に、そして遠藤にバトンが渡る。この時点で後続を1周以上引き離し独走状態を築いたチームだが、燃費面で予定よりも5周足りない計算となっていた。ピット回数を6回に抑える作戦を成功させるためには更なる燃費走行が必要となってきていたのだ。

各ライダーの1回目の走行から計算をした燃費を基に、2回目の走行から更なる燃費走行を実行し、周回を重ねて迎えたレース中盤の111周目、コース上に転倒車が発生しセーフティーカーが導入された。

セーフティーカーはこの後5周にわたり先導走行を実施。その間遠藤はエンジン回転を下げ極力燃料を使用しない燃費走行を実施。これが功を奏し、セーフティーカー解除後に伊藤にバトンを譲るまで走行時間を引き伸ばす事が出来、6回ピット作戦はほぼ予定通りの実現可能な状況が見えてきた。

バトンを受けた伊藤は1時間以上使用して磨り減ったタイヤでも一人3秒台で走り通し、後続との差を3周差にまで広げてしまった。最後のバトンを受けた佐々木は余裕の走りでそのポジションを守りきり、SSクラストップの175周でチェッカーを潜った。

ゴール後の燃料タンクには1.2リットルのガソリンが残っていた・・・計画達成である!



2009.8.25.
2009′ 8/22 もてぎ7時間耐久レース結果報告2

もてぎ7時間耐久レース結果報告2


今回総合優勝を飾った#95「ブーンコンパニオン」は当社のST600コンプリートで戦うお客様に当チームのライダー2名が助っ人で参戦しており、チームクルーを含めドッグファイトのサポートチームが優勝を飾ってくれました。

またエンジンメンテナンスなど協力体制をとってきたドライバースタンドの本体チーム#2「2りんかんRT」も総合3位表彰台に上る活躍を見せ、2年ぶりに参戦したもて耐でその存在感をアピールする事が出来ました。

今回のすばらしい結果を得る事が出来ましたのも、ご支援頂きました皆様のお陰です。 リタイヤに泣いた年も在りましたが、変わらぬご支援・ご協力を戴きましたことを深く御礼申し上げます。

ましてや、今年は未曾有の経済危機と呼ばれた中でも、チームを信じ、お力添えを頂きました、その礼を忘れる事はございません。本当に有難う御座いました。

チームは今週末に全日本選手権・菅生大会と連戦となりますが、今後ともよろしくお願い申し上げます。

ドッグファイトレーシング
代表 室井 秀明



2009.8.24.
2009′ 8/22 もてぎ7時間耐久レース結果報告 タイヤ編

マシン仕様


車両 2009年型 ヤマハ YZF-R1
タイヤ ダンロップUB01
フロント-R2 及び R3 ・空気圧1.8k(冷間)
リヤ -R2(180&190)・空気圧1.5k(冷間)
オイル 和光ケミカル・トリプルアール(40番)
プラグ YEC KIT
チェーン DID・520ERV3
スプロケット サンスター(520コンバート)15×46t
ブレーキ エンドレス・EMP030(#349&#256)
ブレーキフルード 和光ケミカル・SPR

使用パーツレポート


■タイヤ
前日の公式練習では路面温度が低く(35度以下)前タイヤのR2はやや溶け込み不足な状況だったが決勝本番では路面温度も40度以上に上がりポテンシャルを発揮してくれた。

茂木のコースでは右側の消耗が早く磨耗が顕著に見られるが、後タイヤに180サイズ(R2)を選択した伊藤は最後まで3秒台で走りきり、前後セットのバランスはこちらの方が良かったようだ。

ドッグファイトレーシング
代表 室井 秀明



2009.8.23.
2009′ 8/22 もてぎ7時間耐久レース結果報告 オイル編

マシン仕様


車両 2009年型 ヤマハ YZF-R1
タイヤ ダンロップUB01
フロント-R2 及び R3 ・空気圧1.8k(冷間)
リヤ -R2(180&190)・空気圧1.5k(冷間)
オイル 和光ケミカル・トリプルアール(40番)
プラグ YEC KIT
チェーン DID・520ERV3
スプロケット サンスター(520コンバート)15×46t
ブレーキ エンドレス・EMP030(#349&#256)
ブレーキフルード 和光ケミカル・SPR

使用パーツレポート


■E/Gオイル(175周・840km使用)
最後まで何の問題も無く走りきる事が出来た。クタッチ&シフトフィーリング、パワー感なども問題なく、安定した速さというアドバンテージを保ち続ける事が出来た。(オイルはこの後分析を受ける予定) スタート時オイルレベルゲージが隠れる位でスタートしたがゴール時にはアッパーレベル線まで消費していた

ドッグファイトレーシング
代表 室井 秀明



2009.8.22.
2009′ 8/22 もてぎ7時間耐久レース結果報告 パーツ編

マシン仕様


車両 2009年型 ヤマハ YZF-R1
タイヤ ダンロップUB01
フロント-R2 及び R3 ・空気圧1.8k(冷間)
リヤ -R2(180&190)・空気圧1.5k(冷間)
オイル 和光ケミカル・トリプルアール(40番)
プラグ YEC KIT
チェーン DID・520ERV3
スプロケット サンスター(520コンバート)15×46t
ブレーキ エンドレス・EMP030(#349&#256)
ブレーキフルード 和光ケミカル・SPR

使用パーツレポート


■チェーン&スプロケット(175周・840km使用)
鈴鹿では殆ど伸びを見せなかったチェーンもハイパワーなR1では若干の伸びが出てきたが、リンクの渋さやローラー面、シール面の機密は維持されておりこのまましばらく練習に使用できそうな状態である。

スプロケットは3セットを用意したので今回はまったく不安を感じることなく走りきる事が出来たが、R1のパワーで短時間の使用でも磨耗が出ているのは確かで、交換サイクルは早めになってきている。

■ブレーキパッド(96周・461km使用)
今回はコンパウンドの違う2種類のパッドをハイブリッドで装着。
良好なレバーフィーリングはそのままに、従来パッド以上の製動力を発揮してくれた。96週で交換時点で摩材の残量は1.0mm前後になっていたがレバーフィーリングに変化は見られず、極端な片減りも発生していなかった。ブレークフルード(SPR)とともに高い次元で走りを支えてくれた。

上記使用パーツ以外にも多くのパーツメーカー様にご支援頂きました事で無事7時間を走りきる事が出来ました。また多くの加工にご協力頂きました協力工場様にも感謝申し上げます。

そしてライダーの身を守って頂きましたヘルメットメーカー様、レーシングスーツメーカー様、本当に有難うございました。3名のライダーは終始快適にそして安全に走り切る事が出来ました。 (ドリンクもしっかり補給できたようです・・・)

本年もご支援ご協力頂きました皆様に深く御礼申し上げます。
有難うございました。次は菅生6時間耐久です・・・・

ドッグファイトレーシング
代表 室井 秀明



2009.7.28.
2009′ 7/25 鈴鹿4時間耐久レース結果報告 総括

鈴鹿4時間耐久レース結果報告


日時・場所  7月25日・鈴鹿サーキット
参加 台数  63台 
観客動員数  54,000人(7月26日・8耐決勝)

佐々木&遠藤ペア 予選14位 決勝 9位 98周
阿久津&中沢ペア 予選16位 決勝 13位 97周

レース参戦準備
梅雨明け宣言はあったものの不安定な梅雨空の中迎えた鈴鹿4時間耐久レース。当チームからは昨年に引き続き佐々木幸弘選手と遠藤弘一選手を擁したチームと、中沢&阿久津選手のチームの合計2チーム体制で鈴鹿4時間耐久レースに臨んだ。

今季は新型となったダンロップタイヤに手ごたえを感じており、練習当初より自己ベストを更新する順調な仕上がりを見せていた佐々木と遠藤。しかし満を持して臨んだ前哨戦となった鈴鹿100kレースで、この2名が共にマシントラブルでリタイヤを喫してしまい、少しづつ出遅れが生じ始めてしまった。

7月に入り、ハードコンパウンドのテストに臨むものの、天候に恵まれず、7月中旬になりようやく実走テストを実施。しかしこのテストで良好なセッティングの方向を見出すことができないままレースウイークを迎える事となってしまった。

また今大会は大幅なレギュレーションの変更があり、ライダー1人当たりの最大走行周回数が17周に制限され、公式予選もタイヤ1セットの使用制限が設けられるなどの新規則が打ち出された。

公式練習&予選


レースウイークに入っても不安定な天候に左右され、初日の公式練習は走行直前に雨が降り出しウエットコンディションとなってしまう。翌日に行なわれた公式予選では、曇り空のした、路面温度も30~35度と真夏の暑さには程遠いコンディションの中、第2、第1ライダーの順で行われた。

ハードタイヤのセットアップが決まっていない為チームはミディアムタイヤでの予選アタックを実行。第二ライダーの遠藤は3周目に22秒代を記録するがそこからクリアラッップを取る事が出来ずにタイムを伸ばす事が出来ず、7周目にピットイン。もう一度アタックしたいという願いを聞きコースに送り出すものの、22秒フラットの練習タイムに届かない悔しい結果のまま遠藤は予選を終えた。この時点で遠藤は12周を走ってしまいタイヤは想定以上に消耗してしまう。

変わって夕方最後のセッションに臨んだ佐々木だが、22秒台からタイムが伸びてこない。やはりタイヤは想定以上に磨耗しており、消耗の進んだタイヤとクリアラップが取れないもどかしい予選アタックとなった佐々木は、自己ベストにも大きく及ばないタイムのまま予選を終えた。

公式予選結果
佐々木&遠藤ペア  14位
阿久津&中沢ペア  16位


決勝


決勝日の天気予報は曇り。しかも、レース終盤のお昼ごろには雨予報の中、チームはフロントタイヤにソフト、リヤタイヤにミディアムを選択して両チームを決勝レースに送り出した。

スタートライダーを任された佐々木は予選で確認した方向へセットアップの微調整をオーダー。そして決勝レーススタートの9時00分には気温は28度を超え、日が差し始める。路面温度も上昇してゆく中スタートが切られた。スタートよく飛び出した佐々木はオープニングラップで一気に順位を挽回。11番手で通過。その後トップ集団から少し離れた第2集団を形成する。

公式予選のタイムを大幅に更新する21秒台で走行する佐々木は4周目に20秒台を記録しトップ集団と変わらないスピードで周回を重ねてゆく。そして予定通り17周目に8番手まで順位を押し上げて1回目のピットインを迎える。

バトンを受けた遠藤は、昨年の転倒を払拭する為に磨耗したタイヤで24~25秒台で周回を重ねるが、昨年のように廻りとの差を大きく縮める事が出来ない。逆にペースの速い数台に抜かれ10番手にまで順位を落として、佐々木にバトンをつなぐ。

この後、佐々木が順位を回復し、遠藤も踏ん張りそれを維持する形で3時間が経過。この時点で順位は8番手。この時、天候はまさに真夏の祭典の文字どうりの晴天となり、スタート時30度後半だった路面温度も50度に近づく厳しいコンディションとなっていた。

ソフト&ミディアムタイヤを選択した当チームにとってこの天候は大きな誤算だった。3時間を越え、走行に臨んだ佐々木はライディングの自由を許される事も無く大きなスライドを繰り返していた。最後のバトンを受け継いだ遠藤も転ばぬように走りきる事が精一杯といった状況であったが、二人のライダーは既に限界を超えたタイヤを極限の状態でコントロールしてポジションを守り抜き、最後まで激しいドッグファイトを繰り広げてくれた。

そして4時間のチェッカーを迎えた。

4時間耐久決勝結果
佐々木&遠藤ペア  9位
阿久津&中沢ペア  13位

初の4時間耐久レースに臨んだ中沢とヤマハにスイッチしてようやくマシンの感触を掴み始めた阿久津のペアは収支安定した周回を重ね、同じタイヤ選択による終盤のタイムの落ち込みはあったものの無事4時間を走りきり、13位で完走を果たした。
二人は共に公式予選で自己ベストを更新しており、来期に向けての順調な経験を積んだようだ。

決勝レースを追えピットに戻った数分後に空が暗くなり一気に激しい雨が降ってきた。
この雨が1時間早ければ・・・・

タラレバを言っていてはレースでは勝てない、と更に反省・・・・

ドッグファイトレーシング
代表 室井 秀明



2009.7.27.
2009′ 7/25 鈴鹿4時間耐久レース結果報告 タイヤ編

マシン仕様


車両 2008年型 ヤマハ YZF-R6
タイヤ ダンロップUB01
・フロントR3(ソフト)・空気圧2.0k(温間)
・リヤR2(ミディアム)・空気圧1.8k(温間)
オイル 和光ケミカル・トリプルアール(40番)
プラグ DENSO・IU01-31
チェーン  DID・520ERV3
スプロケット サンスター(520コンバート)16×46t
ブレーキ エンドレス・EMP021(#954)







使用パーツレポート


■タイヤ(100周・580km使用)
やはりソフト&ミディアムの選択で4時間は厳しい。想定よりも路面温度が上がってしまったのは計算外だったが思ったほど磨耗はひどくなかった。 特にフロントタイヤは充分機能していたのは収穫である。



2009.7.25.
2009′ 7/25 鈴鹿4時間耐久レース結果報告 パーツ編

マシン仕様


車両 2008年型 ヤマハ YZF-R6
タイヤ ダンロップUB01
・フロントR3(ソフト)・空気圧2.0k(温間)
・リヤR2(ミディアム)・空気圧1.8k(温間)
オイル 和光ケミカル・トリプルアール(40番)
プラグ DENSO・IU01-31
チェーン  DID・520ERV3
スプロケット サンスター(520コンバート)16×46t
ブレーキ エンドレス・EMP021(#954)


使用パーツレポート


■E/Gオイル&プラグ(100周・580km使用)
最後まで何の問題も無く走りきる事が出来た。クタッチ&シフトフィーリング、パワー感なども問題なく、安定した速さというアドバンテージを保ち続ける事が出来た。(オイルはこの後分析を受ける予定)

■チェーン&スプロケット(132周・765.6km使用)
チェーンは初期伸びも殆ど無く、リンクの状態は非常に良好でシール性能の高さを感じた。リヤスプロケット側のダメージも少なくローラー面との接触精度も大変良好な状況が伺える。チェーン全長での伸びの比較は行なっていないが、遊びの測定でスタート前30mmがゴール後に35mmと僅か5mmの伸びで治まっていた。スプロケット側の磨耗を考慮すれば殆ど伸びていないようなものだ。

上記使用パーツ以外にも多くのパーツメーカー様にご支援頂きました事で無事4時間を走りきる事が出来ました。カウリングメーカー様、レバーメーカー様、スタンドメーカー様、サスペンションメーカー様、有難うございました。

また多くの加工にご協力頂きました協力工場様にも感謝申し上げます。

そしてライダーの身を守って頂きましたヘルメットメーカー様、レーシングスーツメーカー様、本当に有難うございました。4名のライダーは終始快適にそして安全に走り切る事が出来ました。

本年もご支援ご協力頂きました皆様に深く御礼申し上げます。有難うございました。そして来年こそ・・・・

まずはもて耐、ガンバッテ参ります

ドッグファイトレーシング
代表 室井 秀明



2009.7.19.
2009′ 7/19 もてぎ7時間耐久レース 公式予選

もてぎ7時間耐久レース 予選速報


先日開催されましたもてぎ7時間耐久レースの公式予選結果をご報告致します

日時 2009年7月19日
場所 ツインリンク茂木
参加台数 マスターズ 32台
オープン 77台
マシン 2009年型 YAMAHA YZF-R1
ライダー 第一ライダー 佐々木幸弘
第二ライダー 遠藤弘一
第三ライダー 伊藤勇樹

2年ぶりの参戦となる茂木7時間耐久ロードレース。
今年は新型となったヤマハYZF-R1で参戦する事となりました。
ドライバースタンド様のサポートを頂き、「2りんかんRT&DFR」としてのエントリーです。

新型マシンのセットアップに大変苦労し、直前まで手直しを続けました。当初スリップオンマフラーでの参戦を計画して、開発を進めておりましたが、ラジエターを大型化する作業に入り、ノーマルのエキゾーストパイプではフロントタイヤとのクリアランスが少なく、大型ラジエターの装着が不可能な事が判明。フルエキゾーストの交換か、改めてラジエターを製作し直すかの決断を迫られる事となってしまいました。

とはいえ時間が無い中での対応となり、今回の予選はノーマルラジエターに電動ファンを付け、ごまかしながらのタイムアタックを行なう事になりました。

予選中は常に水温が100度を越えるなか、マシンは他車に引けをとらないトップスピードをマーク。扱いやすい中速トルクとともに、コーナー脱出でどのマシンよりも良好な加速でタイムを稼いでゆきました。

結果 第一ライダー 佐々木幸弘 2分01秒277
   第ニライダー  遠藤 弘一 2分02秒943
   第三ライダー 伊藤 勇樹 2分02秒776


総合3番手を獲得

水温対策、車体セットなどまだまだ改善余地はたくさん残されており、それがそのままアドバンテージとしてチームにとっての力となります。決勝はレギュレーションによりピットストップ時間制限や燃料タンクの制限など速さだけでは勝てない要素がたくさん有りますが、最後まで飛ばしてゆこうと思います。

エコランのようなレースは楽しくないので、速さを武器にチャレンジしてまいります。

ドッグファイトレーシング
代表 室井 秀明