レース結果

2012′ 06.02.
2012′ 05/27 全日本選手権Rd.4AP2&4 ライダーコメント 伊藤勇樹

ライダーコメント 伊藤勇樹


ライダー:#19 伊藤勇樹
クラス:ST600

2012′ 5/27 全日本選手権 第4戦 オートポリス2&4

予選:Q1 19位 Q2 20位 決勝:H1 8位 H2 10位


レースコメント

予選
オートポリスでは今回2&4という大会名で、日本最高峰の四輪のレースであるフォーミュラ・ニッポンと全日本ロードレースのST600と併催レースで行われました。
事前テスト無しでのレースウィーク入りで、前日の走行は生憎の雨の中走行。実はオートポリスでは舗装を全面改修したため昨年のデータがあまり応用できない状況で探りながらの走行となりました。しかし、予選日はドライコンディションとなり難しい形で予選を挑みました。

予選はQ1でレース1の全グリッドが決まり、Q2でQ1の上位24台で最終的なレース2のグリッドを決める形。まずは上位24台の中に入ること前提に予選に挑みました。

Q1が始まり最初のタイムが既に昨年のタイムを上回っていることに気づき路面の感触の良さを実感しながら落ち着いてタイムアタックに入りましたが、その路面の良さによってか序盤でタイヤが滑り始め思ったよりタイムが伸びません。それでも、序盤のタイムで出したタイムで19番手、Q2進出を決めました。

Q1で見つけた問題点をメカニックさんと話し合い改善策を探すも、情報が少ないため悩みながらもQ2に向けてのセットアップを進めていき再び予選へ。

Q2も序盤で自己ベストを記録するも、問題点を完璧に改善出来ずにいました。Q2の場合時間が短いため、ピットインしても大幅な変更が出来ないので一度ピットインし微調整のみでコースに戻るもタイムは更新出来ずに20番手と悔しい予選となってしまいました。

今年、初走行ではあるもののタイムアップの余地があっただけに決勝に向けて気持ちを切り替え最終的なミーティングをして予選を終えました。


決勝
レース1は予選日と同日に行われ、気持ちもしっかり切り換える必要がありました。その前にピットウォークが行われ、ファンの皆さんの応援やお言葉がとてもうれしく感じ、決勝に向けての気持ちの整理を整える事が出来ました。

レース1の天候は曇りで、気温もぐっと下がったので直前までタイヤ選択に悩んでいました。スタート位置についても同じような天気だったのでタイヤには自信がありました。

そしてスタートとなりました。
スタート上々に決め、1コーナーを13番手辺りで通過しそのまま1周目を完了。そこから、井筒選手を先頭に8番手争いの後方に付き周回を重ねていきました。すると、序盤にオイルに乗った國川選手と大崎選手が転倒、更に西嶋選手オーバーランと一気に10番手へ上がり、佐藤選手との9番手争いが始まりました。

長期戦になるのは分かっていたのでしっかり後方から抜きどころを覗い、最終コーナーで前にでてラスト6周で9番手へ。しかし、1コーナーの進入で再び佐藤選手に抜き返されてしまい10番手へ後退。

そこから、佐藤選手の前へ出られぬまま最終ラップに突入。すると、前方に8番手走行の稲垣選手がペースダウン。佐藤選手とともに順位を上げ9番手、更に2番手走行のチャランポ選手が転倒し8番手へ。しかし、佐藤選手を攻略出来ずチェッカーを潜る形になりました。

悔しいですが、8位入賞としっかりポイントを獲得出来ました。


レース2は翌日開催。晴天に恵まれ、気温も高く汗ばむ陽気となりました。

朝一番でフリー走行が行われ、ここでもタイヤ選択などデータの少ない中で試行錯誤をしていました。路面の温度は朝のフリー走行の時点で25℃、ところが決勝前にはなんと50℃にまで上がりタイヤに厳しいコンディションとなってしましました。タイヤ選択が当たっていることを強く願い決勝へ向かいました。

グリッドに着くと、夏のような蒸し暑さに襲われました。深呼吸しながらも楽しくレースをしようと笑顔を心がけました。そしてスタートの時。

スタートは決まったものの、1コーナーで詰まってしまい1周目を17番手で通過。
そこから順位を上げ、一時単独13位から前の小林選手を先頭の8番手争いを追う形に。ラスト6周で追い付き、西嶋選手をパスし12番手。前には横江選手と小林選手が立ちはだかりました。横江選手と4周に渡り、激しいバトルが展開され、遂にパスに成功し11番手。

そして、ラストラップに小林選手を1コーナーの進入のブレーキングで前にでて10番手。そのままゴールラインを通過し、2レースともトップ10フィニッシュを達成することが出来ました。



レースを終えて
ランキングも前半終了時点でランキング9位と良い形で後半戦に挑めそうです。 今回、多くの方から応援していただき前半戦、怪我もなく走りきることが出来ました。
有り難うございました。
次戦の菅生では、表彰台を狙っていきたいと思いますので、応援宜しくお願い致します。



ST600 #19 伊藤勇樹