レース結果

2012′ 11.15.
2012′ 10/28 全日本選手権Rd.9 鈴鹿 ライダーコメント 伊藤勇樹

ライダーコメント 伊藤勇樹


ライダー:#19 伊藤勇樹
クラス:ST600

2012′ 10/28 
全日本ロードレース選手権 第9戦 鈴鹿サーキット

予選:14位
決勝:18位


レースコメント

予選
鈴鹿の最終戦では、テスト走行日が設けられずにほぼ全ライダーが今年初走行となりました。そのため25日に走行時間を設けられ、テスト走行が可能となりました。

走行を開始するまでは問題が無かったものの、なんと2周目でトラブルが発生。まさかの事態に対応が出来ずに1日目を棒に振ってしまうこととなってしまいました。その問題も翌日のテストには解決し走行するも、大きく後れを取る結果となってしまいました。

予選日はほぼ快晴の空模様で、このウィーク中もっとも気温も高い状況でした。タイヤも決まり、セッティングも良い方向に向いてきていたので上位進出を狙いました。

コースインし2周目には自己ベストをあっさりマーク。確実に修正されつつある車体に自信を感じながら走行し、3周目にも更新に成功。しかし、この時点で12番手と出遅れ、昨年から考えると全体のレベルそのものが跳ね上がっていました。
もう一度コースインしタイムあったくするも、コーナーでバイクが曲がって行かずに失速してしまいタイムに繋がりませんでした。完璧に修正が出来ずに時間だけが過ぎて行きました。

この後予定を変更し、決勝に向けたセットを出すために走行を続けるも、納得のいくセットは見つからずにそのままチェッカー。14番手に沈む結果となり、明日に控えた決勝に向けて気持ちを落ち着かせました。


決勝
決勝当日は雨が降り、コース上は全ウェットコンディション。鈴鹿のレイン走行は初めてだった中、朝のフリー走行では手応えを感じる走行で6番手につけました。走行終了後にもっと攻める事が出来る車体を見つけ、決勝に挑みます。

決勝前、雨足は一層強くなり路面上に川が流れるほど。セットに少し不安を感じながらレースがスタート。

スタートは失敗したものの、1コーナーを12番手辺りで通過。更に順位を上げようとアクセルを開けると、リアタイヤが大きく横に出てしまい後退。その後もグリップを感じる事が出来ずに失速し、苦しい展開に陥りました。

この後も雨足が弱まることも無く、コース上は海のように水があふれかえっている状況。そのせいか転倒者が続出。攻めるにも攻めきれず、徐々に順位も後退していってしまいました。18位まで順位を落とすも1台かわし、17番手。しかし、後方から来たライダーにパスされ再び18番手へ。この後も攻める事が出来ずに18番手でチェッカー。

ポイントを獲得したもののランキングは10位に転落。悔しい気持ちの中、今シーズンの全日本を終えました。しかし、全日本ST600クラスは激戦、その中でTOP10ランカーを獲得した事をとても光栄なことと思います。


レースを終えて
全日本選手権を無事終える事が出来ました。1年間支えて下さいましたスポンサー様、チームスタッフ、応援して下さいました皆様、そして室井秀明監督。皆様のお力が無ければここまで走りきることは出来ませんでした。有り難う御座いました。

アジア選手権の方は最終戦であるカタールを控えていますが、変わらぬ皆様の応援、御協力を宜しく御願い致します。



伊藤勇樹