レース結果

2012′ 10.11.
2012′ 10/07 全日本選手権Rd.8 岡山国際 ライダーコメント 伊藤勇樹

ライダーコメント 伊藤勇樹


ライダー:#19 伊藤勇樹
クラス:ST600

2012′ 10/7 
全日本ロードレース選手権 第8戦 岡山国際サーキット

予選:12位
決勝:24位


レースコメント

予選
事前テストからあまり調子の上がらない状況でレースウィークに入り、そのままペースを掴むことが出来ず苦戦を強いられました。それでも時間を有効に使いながら方向性を見つけ、予選に挑みました。

予選当日はくもり空が広がり、気温も20度に届かない程に冷え込みました。先ず始めにコースインし、自己ベストタイムを記録。
一時ピットに入るころには8番手辺りのタイムを確認。メカニックと打ち合わせをしてコースインしました。

今回の予選で後方のタイヤをミディアムからソフトの柔らかいタイヤを選択したのが当たり、ペースを重ねてもほぼ同タイムで走行。しかし、タイムが上げる事が出来ずに後半になって順位は12番手に後退してしまい、厳しい状況となりました。

昨年から比べると路面の状態が悪く、セッティングを導きだすのに苦戦。最後まで粘りましたが、タイムを更新することが出来ず12番手で予選を終えました。アベレージタイムはトップに喰らいつける位置にいたので、もう既に気持ちは決勝に向け切り替え、決勝のセッティングも固まった所で一日を終えました。


決勝
決勝当日は日差しも差し込み、前日の予選よりは暖かくも感じました。

朝のフリー走行が15分間行われ、修正したセッティングでこのレースウィークで最も良い感触を手にする事が出来ました。その結果、前日の予選で使ったタイヤで予選に匹敵するタイムで周回を重ねる事が出来ました。順位も7番手と良い形で決勝に挑めました。

決勝グリッドに着くと不思議に落ち着くことが出来ました。朝のフリー走行の確認し、大きな自信が付いた事がきっかけです。皆さんの温かい声援を頂きながらレースの始まる時を待ちました。

スタートし、1コーナーを9番手辺りで通過。バックストレートで前を行く稲垣選手をヘヤピンコーナーで交わすもやや大きくラインを外し、内側にいた國川選手に先行を許してしまいます。

1周を終了し、順位は9番手。2周目の1コーナーで國川選手を捕え8番手へ。前にいる渡辺選手を追いかける形でバックストレートに差し掛かりました。すると、ヘヤピンコーナーで後方から順位を上げてきた岩崎選手がイン側に進入。そのまま接触し転倒し順位を大きく下げてしまいました。
この時点で順位は32位ですが、ポイント獲得圏内である20番手を目指し、諦めずに走り続けました。

この後、前方のライダーに集中し確実に順位を上げていくと、気付けば24番手まで浮上し前方には20番手のライダー達を確認。タイム差を確認するためにサインボードを見てみると、既に最終ラップに突入し、前方との差は4秒弱の差。それでも諦めずに最後まで攻め続けましたが、1秒半届かず24番手でチェッカーを潜りました。

今シーズン初のノーポイントに終わってしまった岡山ラウンドですが、レースウィーク中で学んだことは非常に大きなものでした。


レースを終えて
今回、応援して頂いた皆様にはご心配、ご迷惑をお掛けした事を深くお詫び申し上げます。転倒による怪我も無く、次週に開催されるアジア選手権の台湾大会に気持ちを切り替え、次へ繋がる結果が残せるように努力いたします。
次戦も皆様の応援宜しくお願い致します。



伊藤勇樹