藤田拓哉転倒再スタートで9位(7ポイント)を獲得!
筑波選手権・第2戦・筑波サーキットに藤田拓哉が参戦、
そのレース結果をご報告致します
イベント名 筑波選手権 第2戦
日時・場所 2008年5月31日 筑波サーキット
レース結果
GP125 藤田拓哉 予選 8位 決勝 9位 BEST 1分03秒685
GP125 藤田拓哉
ホームコース筑波の第2戦、開幕戦でいきなり1秒台を記録して4位入賞を飾った藤田はレース後の練習で、1秒5のタイムを記録。自己ベストを更新する好調さで今大会を迎えた。大会前日の公式練習でも2秒台前半のタイムで周回を重ね、マシンセットアップを進めた藤田だが、大会当日は朝からの雨でウエットコンディションとなった。TZ125で雨の練習は茂木の公式練習だけだった為、筑波でのウエットコンディションは初走行。メカニックとマシンセットを確認し藤田はコースに出てゆく。
序盤、思うようにペースの上がらない藤田は15番手付近に埋もれてしまう。しかし予選時間終了間際に、後方から横尾が迫り藤田を抜いてゆく。これに反応した藤田が横尾の後を追うように一気にペースアップ。チェッカー間際に1分10秒276を記録して8番手に一気に浮上する。
予選結果を踏まえ、午後からの決勝レースに向けてマシンセットの確認を行うが、昼を過ぎたあたりから雨が上がり徐々に路面コンディションが回復してゆく。直前に行われたST600クラスのレースではドライタイヤの選手が表彰台に上がっており、藤田もドライタイヤに変更して決勝に臨んだ。ほぼ全車がドライタイヤを選択した決勝のグリッド。しかし空からは再び霧雨が落ちはじめる。タイヤ交換をする者は無く、不安定な天候の中、18周の決勝レースがスタートされた。
無難なスタートを決めた藤田はオープニングラップを8番手で通過。2周目に前車を抜いて7番手にポジションアップ。6番手には横尾選手がつける。この頃から霧雨だった雨は次第に小雨に近い状態となりコースを濡らしてゆく。上位4台に少し離れて5位争いの横尾、藤田と続く。藤田は上位よりも速いペースで一気に横尾の背後につけ、5周目の第2ヘアピンでアウトから横尾に並びかける。しかし濡れ始めた路面状況でラインを外した藤田はフロントからスリップダウンを喫してしまう。
マシンを起こし再スタートした藤田は最後尾まで順位を落としてしまうが、それでも諦めることなく周回を重ねてゆく。上位集団は横尾がトップに出るものの転倒。2・3番手争いをしていた引沼、大塚も転倒、更に東も転倒と上位陣が次々と転倒により戦列を去ってゆく。レース終盤、路面は完全にウエットとなり、この時点でのトップは野沢根、長島の順。しかしトップの野沢根がダンロップコーナーで転倒。再スタートしたものの再び最終コーナーで転倒し戦列を去る。
上位陣以外も転倒者が相次ぎ、18周のチェッカー終了時点で優勝は長島。諦めずに走りきった藤田はなんと9番手まで順位を回復してチェッカーをくぐった。
ドッグファイトレーシングの次戦は鈴鹿耐久の前哨戦となる、鈴鹿100kmレース、6月8日となります。
ドッグファイトレーシング
代表 室井 秀明