エンジンメンテナンス
エンジンメンテナンス (税抜価格)
2ストローク E/G | 2気筒(TZR・NSR等) | E/G脱着 | ¥36,000~ |
腰上O/H | ¥45,000~ | ||
フルO/H | ¥90,000~ | ||
E/G加工 | シリンダーデトネリング加工 | ¥25,000 | |
シリンダー再メッキ加工 | ¥35,000 | ||
吸気系 | キャブレターO/H | ¥22,500~ | |
4ストローク E/G | 4気筒 | E/G脱着 | ¥30,600~ |
ヘッドO/H | ¥112,500~ | ||
フルO/H | ¥166,500~ | ||
吸気系 | キャブレターO/H | ¥22,500 | |
インジェクションセッティング | ¥18,000 |
※価格は税抜
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▼施行例▼
①2stシリンダーヘッド デトネーションリング加工
②2stシリンダーリング加工
※施行例の前後のヘッド及びシリンダーは同一車種ではありません。
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ドッグファイトレーシングでは、エンジンメンテナンスにおいて入念に分解・点検・洗浄・交換を行っております。
こちらでは中古車制作において実施しているエンジンメンテナンスの内容を抜粋してご紹介させて頂きます。ぜひご参考にして下さい。
まずタンクを外し、上部にあるエアクリーナーボックスを外していきます。中にはエアフィルターが入っており、ゴミ等の目詰まりがないか、破れ等がないかチェックしていきます。万が一穴等が開いていると空気の流入量が増え、薄い状態が続いてしまい最悪エンジンを壊す可能性もあります。
20年以上経過しているので中にはエアフィルターのスポンジがボロボロになって、それが崩れて目詰まりを起こしている車両もしばしばあります。
先ほどのカーボンの堆積もですが、シリンダーとの摩擦による縦傷がかなり激しいです。
ピストンリングも痩せてしまっていて、ピストンリング下も排気ガスが吹き抜けて黒いカーボンが付着しています。
これでは圧縮が抜けてしまうために、もちろん全て交換です。
やはり、どちらのピストンも走行距離なりの消耗が見られました。2ストロークに関しては、4ストロークよりもピストンの消耗は激しいので、出来れば早い段階でチェックをし、必要があれば交換する事をおすすめします。
※レース仕様の車両は500kmくらいで交換していましたよ~!
最終的な状態はケースを割ってから確認しますが、この段階からすでにクランクもかなり焼けているのがおわかりですね。この状態でコンロッドの動きにゴロつきや上下にガタが有る時はNGですね。
エンジンを降ろす前にまず上側のシリンダーからガソリンを流し込み、センターシールの抜けを確認します。センターシールが抜けていると上側から流し込んだガソリンが下側のバンクから流れ出してきます。
センターシールが抜けていると、各シリンダーで密閉が保てなくなり、片方が極端に薄くなってしまったりしてエンジンがかからなくなったり、そのまま走行していると、焼き付き等のエンジン損傷の原因にもなります。
もし使用不可能の状態であれば、デトネーションリングの追加工や修正を行います。もちろん修正が不可能なくらい損傷があれば新品交換致します。
NSR250Rは下側シリンダーヘッドの方がプラグセンターが中心よりずれている為、デトネーションが発生しやすいのでよく点検していきます。
傷がひどい場合や内径が大きくなった物は再メッキ加工を施します。
NSR250Rの場合、排気ポートのセンターリブの部分が特に痛みやすいので要チェックしていきます。
ポンプを外さなくても2ストオイルの減りが早いT/Mギアオイルが増える等の症状が出ている場合はオイルシール抜けが疑われます。
E/Gを降ろす前にオイルを抜きますが綺麗なオイル受けに抜いたオイルを受けて中に異物(金属片等)が無いかチェックします。
乾式クラッチの場合、クラッチを先に外してからケースカバーを外す手順になります。
乾式クラッチは湿式タイプよりここの摩耗が早いのでこまめにチェック致します。
オイルポンプのボルトはネジロックされているので無理に緩めようとすると切れてしまうので要注意です。
94以降の車両の場合シフトリターンSPGを強化タイプの物に交換してしまいましょう。
角が丸くなっている物はギア抜けの原因となります。
位置決めの突起部分がケースに当たってしまっています。
よほど酷い状態になってしまうと最悪の場合ケース交換となります。
キレイに掃除した後、ひずみを点検。ストレートエッジでクリアランスを測定します。また、ケースの無駄なバリ等を取り除きます。
88・89はすでにメーカーで廃盤となってしまっておりますのでクランクのオーバーホールを実施致します。
新品のクランクであったとしてもドッグファイトレーシングでは全てチェックし、より精度を高めるために修正していきます。
問題があればもちろん交換していきます。
長期間乗っていない車両や、走行距離の長い車両は要チェック箇所です。
この車両も全てバラしてチェックしていきます。
年式の古い車両や長期間乗らなかった車両は詰まってるところがあるので大事な作業となります。
フロートバルブ等も段付き等ダメになっている場合があるので、新品に交換致します。
一度詰まってしまったジェット類や摩耗の激しいジェットニードルは全て新品に交換します。キャブレターは1000分台の精密部品ですから。
クラック等がある場合は新品に交換してしまいます。
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