レース結果

2011′ 10.11.
2011′ 10/9 全日本選手権 第6戦 岡山国際 総括

レース結果報告


藤田拓哉・ Q2突破で予選11位・決勝は13位フィニッシュ!
伊藤勇樹・予選25位、決勝18位フィニッシュ!

最終戦前の大事なラウンドとなった岡山大会のレース結果をご報告致します。 尚、今大会に出場予定だった阿久津選手ですが、テスト中の怪我により残念ながら今大会を欠場する事となりました。

最終戦鈴鹿に向け準備を進めておりますので宜しくお願いいたします。


イベント名 全日本選手権 第6戦
日時・場所 2011年10月9日・岡山国際サーキット(岡山県)


レース結果


JSB1000 #19  藤田 拓哉  予選 11位  決勝 7位
ST600  #71  伊藤 勇樹  予選 25位  決勝 18位


JSB1000


事前テストでマシンセットを詰める事ができた藤田はレースウイークに入って本来のスピードを少しずつ取り戻し始めた。特にフロント周りのセットアップが決まり始め本来のコーナーリングを取り戻そうと公式練習で周回を重ねて行った。タイムは1分34秒078で14番手にとどまり、33秒台には入らなかったが10位から14位の藤田までのタイム差は0.1秒と僅差で予選では激しいポジション争いが予想される初日となった。

翌土曜日。公式予選はノックアウト方式となりQ1で上位24台に絞り込まれる。このQ1の通過は問題無しとしてセットアップを詰めながらも周回数を抑えてQ2にタイヤを温存する作戦を立てる。ワンアタックでタイムを更新して1分33秒7を記録した藤田は13番手でQ2に進出。5分間のインターバルの後すぐにQ2が始まる。

1セット目のタイヤで再びタイムアタックに入る藤田だが思うようにタイムが伸びない。上位は皆32秒台を記録してゆく。セッティングの微調整をした後チームは2セット目のタイヤ投入を決断。Q2は予選時間が15分しかないためタイムアタックできる時間は残り5分。タイヤを暖める1周目を除くとアタックできるのは2周がギリギリ。

ペースを上げる藤田は2周目に33秒717とベストタイムを記録。チェッカーギリギリでホームストレートを通過して最後のアタックに入る藤田。1周を3ブロックに分けたセクター1、セクター2と自己ベストを更新して戻ってきた藤田はベストタイムを大幅に更新。一気に32秒台を記録して11番手に浮上。Q2突破を決めた。

晴天に恵まれた決勝レース、午後3時10分に20周のレースがスタートした。11番手からスタートよく飛び出した藤田だがオープニングラップではポジションをひとつ落として12番手で通過。序盤は10番手争いの集団の後方につけるが徐々に遅れだし単独で13番手で周回を重ねる。

レース中盤に入りベストタイムを更新しながら前方の集団に再び近づき出した藤田は9周目にレース中のベストタイムを出して集団に一気に追いつく。そして14周目に12番手にポジションアップするが、その間に前方の集団とは距離が開いてしまいなかなかその差が縮まらない。レースは終盤を向かえタイヤ磨耗が限界を超え始めた藤田のペースが一気にダウン。最後は一度抜いた相手に再び抜き返されてしまい結果13番手でチェッカーを潜った。

ST600


アジア選手権参戦が決まり気合の入る伊藤。事前テストからセッティングを変更して臨んだ公式練習では思うように仕上がらないマシンに苦しむ展開となってしまう。初日の結果は総合25番手に留まる。翌日の予選に向けセッティングの変更を試みた伊藤だがこのセットが更に裏目に出てしまい公式予選1回目は30番手にまで下がってしまう。

今回の公式予選は出走台数が多い為にABニクラスに分かれて2回の予選が行われる。通常ならば予選は1回だったため伊藤は今回の予選が2回あるため挽回のチャンスがある。大きく振ったセッティングを見直し、調子が良かった状態のセッティングをベースにセットアップを進めて臨んだ公式予選2回目。

真っ先にコースに飛び出した伊藤は自己ベストを更新して1分35秒0までタイムを伸ばすがあと一歩で34秒に届かない。上位陣は33秒や34秒台のマシンが沢山いる。そしてトップはコースレコードを記録して32秒台に入れてきた。ピットインしてサスセットの微調整を試みる伊藤だがやはり35秒の壁を越えられない。結果総合24番手で公式予選を終えた。順位的には納得いかない結果だが、セットアップが良い方向に決まりだした為回答の表情は明るい。

「あとは明日の朝のフリー走行でもう少しセッティングを詰めて、決勝は行きますよー」 と元気を取り戻していた。

朝のフリー走行は急速に冷え込んだ秋の空気に路面温度も一気に低下。無理せず走行を終えた伊藤は昼の決勝に意識を集中していた。そして迎えた決勝。スタートを決めた伊藤はオープニングラップで3台を抜き去り21番手でコントロールラインを通過。

集団の中で抜きつ抜かれつの展開で序盤が過ぎ中盤に入ると伊藤は前方のマシンを激しく追いたて9周目に19番手にポジションアップ。更に11週目には18番手に浮上してレース終盤を迎える。伊藤はこのまま後続を押さえきり18番手でフィニッシュ。

DOG FIGHT RACING の次回のレースは、10月16日、中国・珠海サーキットで開催されるアジア選手権に伊藤勇樹がスポット参戦いたします。

引き続き応援いただけますよう、宜しくお願いいたします。

ドッグファイトレーシング
代表 室井 秀明